※本ページの情報は2026年10月29日時点のものです。順位と所属は、2025-26シーズンの活躍を対象にした今回の投票のものです。
第70回バロンドールの授賞式が現地時間10月26日(月)にロンドンで行われ、男子はハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)が受賞した。バルサのラミン・ヤマルは3位、ロドリは4位。ヤマルは21歳以下の最優秀選手賞を、史上初の3年連続で受けた。受賞していれば、史上初の10代での受賞=史上最年少だった。
女子は、昨季までバルサでプレーしたアレクシア・プテジャスが3度目の受賞。バルサはこの夜、1回の授賞式としては過去最多の5つの賞を受けた。
📌 バルサが受けた5つの賞
- 21歳以下の最優秀選手賞(男子):ラミン・ヤマル(3年連続・史上初)
- 21歳以下の最優秀選手賞(女子):ビッキー・ロペス(2年連続)
- 最優秀GK賞(女子):カタ・コル(バルサのGKとして男女を通じて初)
- 最優秀監督賞(女子):ペレ・ロメウ
- 最優秀クラブ賞(女子):バルサ(2023・2024年に続いて3回目)
出典:クラブ公式(英語)。クラブ公式によると、バルサは2021年から毎年、この授賞式で最も多くの賞を受けたクラブになっている。
男子|ケインが受賞、ヤマルは3位
| 順位 | 選手 | 2025-26の所属 |
|---|---|---|
| 1 | ハリー・ケイン(イングランド) | バイエルン・ミュンヘン |
| 2 | キリアン・エムバペ(フランス) | レアル・マドリード |
| 3 | ラミン・ヤマル(スペイン) | バルサ |
| 4 | ロドリ(スペイン) | マンチェスター・シティ(今夏バルサへ) |
| 5 | リオネル・メッシ(アルゼンチン) | インテル・マイアミ |
出典:ESPNの順位表。クラブ公式は、ロドリについて「上位5人に入った」と書いています。
バルサの選手の順位
| 順位 | 選手 | 2025-26の所属 | 今の所属 |
|---|---|---|---|
| 3 | ラミン・ヤマル | バルサ | バルサ |
| 4 | ロドリ | マンチェスター・シティ | バルサ(今夏加入) |
| 12 | パウ・クバルシ | バルサ | バルサ |
受賞したケインは、対象期間にバイエルンとイングランド代表で65試合73得点(バイエルンで51試合61得点・GOAL日本版、サッカーキング)。
クバルシは今回がバロンドールの初ノミネートで、いきなり12位。ロドリは2024年の受賞者で、この夏のワールドカップではスペインの優勝に貢献し、大会の最優秀選手に選ばれている(クラブ公式)。
昨季までバルサにいた選手
| 順位 | 選手 | 2025-26の所属 | 今の所属 |
|---|---|---|---|
| 16 | フェラン・トーレス | バルサ | パリ・サンジェルマン(今夏移籍) |
このほか、元バルサのメッシが5位、ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)が7位に入っている。
バルサの5つの受賞
| 賞 | 受賞者 | ポイント |
|---|---|---|
| 21歳以下の最優秀選手賞(男子) | ラミン・ヤマル | 2024・2025・2026年と3年連続。この賞で3連覇は史上初 |
| 21歳以下の最優秀選手賞(女子) | ビッキー・ロペス | 女子のこの賞はまだ2回目で、2回ともビッキー・ロペス |
| 最優秀GK賞(女子) | カタ・コル | 昨季は全公式戦32試合で16失点。昨年は3位 |
| 最優秀監督賞(女子) | ペレ・ロメウ | 昨季、リーガF・女王杯・女子チャンピオンズリーグ・スーパーカップの4冠 |
| 最優秀クラブ賞(女子) | バルサ | 2023・2024年に続いて3回目。2025年はアーセナル |
出典:クラブ公式(英語)ヤマル・ビッキー・ロペス・カタ・コル・女子チーム・5つの賞。
カタ・コルの受賞は、バルサのGKとしては男女を通じて初めて。クラブ公式によると、これまでいちばん近かったのは2019年に2位だったテア・シュテーゲンだった。男子のGK賞はアスレティック・クラブのウナイ・シモンで、バルサのジョアン・ガルシアは候補に入っていた。
女子チームの賞は、ジョアン・ラポルタ会長が壇上で受け取った。
ヤマルの歩み|21歳以下の賞は3年連続
| 授賞式 | 年齢 | バロンドールの順位 | 21歳以下の最優秀選手賞 |
|---|---|---|---|
| 2024年(10月28日) | 17歳107日 | 8位 | 受賞(史上最年少) |
| 2025年(9月22日) | 18歳71日 | 2位(受賞はデンベレ) | 受賞(史上初の連覇) |
| 2026年(10月26日) | 19歳105日 | 3位 | 受賞(史上初の3連覇) |
出典:クラブ公式(英語)2024年・2025年・2026年。年齢は授賞式の日(現地)から当サイトが計算。2024年の順位は英語版Wikipediaの順位表。
対象になった2025-26シーズンは、バルサで45試合24得点18アシスト。リーガでは16得点11アシストでアシスト王になり、リーガの年間最優秀選手にも選ばれた。夏のワールドカップでは8試合1得点でスペインの優勝メンバーになっている(クラブ公式)。
ヤマルは受賞のあいさつで「クバルシに獲ってほしかった。彼はずっと素晴らしかった」と話している。この賞にはクバルシも候補に入っていた。
この賞はバルサの選手が強く、ペドリ(2021年)、ガビ(2022年)に続いて、ヤマルが2024年から3年連続。バルサの選手が受けたのは5回になる。
受賞していれば「史上最年少」だった
もしヤマルが受賞していれば、バロンドール史上初の10代での受賞=史上最年少だった。これまでの受賞者に10代は1人もいない。いちばん若いのは1997年のロナウド(ブラジル)の21歳96日で、ヤマルは今回、19歳105日で3位に入った。
| 受賞者 | 受賞した年(発表日) | そのときの年齢 | クラブ | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ロナウド(ブラジル) | 1997年(12月23日) | 21歳96日 | インテル |
| 2 | マイケル・オーウェン | 2001年(12月18日) | 22歳4日 | リバプール |
| 3 | リオネル・メッシ | 2009年(12月1日) | 22歳160日 | バルセロナ |
| 4 | ジョージ・ベスト | 1968年(12月24日) | 22歳216日 | マンチェスター・U |
| 5 | オレグ・ブロヒン | 1975年(12月30日) | 23歳55日 | ディナモ・キエフ |
※年齢は、発表日と誕生日から当サイトが計算したものです。発表日・誕生日は英語版Wikipedia(Ballon d’Orと各年の記事)で確認し、ロナウドの21歳96日は同記事の記述と一致しています。
ヤマルの誕生日は2007年7月13日。2027年の授賞式が例年どおり秋に行われれば、そのときヤマルは20歳で、受賞すればロナウドより1歳以上若い史上最年少になる。さらに2028年でも、授賞式が10月16日までに行われれば、ロナウドの記録より若い。
女子|アレクシアが3度目の受賞、上位10人にバルサ勢5人
| 順位 | 選手 | 2025-26の所属 |
|---|---|---|
| 1 | アレクシア・プテジャス | バルサ(昨季まで14年在籍) |
| 2 | エヴァ・パヨル | バルサ |
| 5 | パトリ・グイハーロ | バルサ |
| 6 | カロリーネ・グラハム・ハンセン | バルサ |
| 8 | クラウディア・ピナ | バルサ |
| 15 | カタ・コル | バルサ |
| 17 | エスメー・ブルフツ | バルサ |
出典:クラブ公式(英語)、ESPNの順位表(15位・17位)。
アレクシアの受賞は、まだバルサのユニフォームを着ていた昨季の活躍が評価されたもの。あいさつでは「これだけ多くのバルサの選手がここにいることが、私たちのシーズンを物語っている」と仲間をたたえ、14年間を過ごしたクラブとファンに感謝した。
昨季の女子チームは、リーガF(7連覇)、女王杯、スーパーカップ、そして決勝でOLリヨネスに4-0で勝った女子チャンピオンズリーグの4冠だった。
日本人選手の順位
男子の30人に、日本人選手は入らなかった。女子では次の3人が30位までに入った。
| 順位 | 選手 | 2025-26の所属 |
|---|---|---|
| 11 | 長谷川唯 | マンチェスター・シティ |
| 22 | 松窪真心 | チェルシー |
| 23 | 谷川萌々子 | バイエルン・ミュンヘン |
出典:ESPNの順位表(所属も同じ表の表記)。女子の最優秀GK賞では、山下杏也加(マンチェスター・シティ)も候補に入っていた(クラブ公式)。
W杯や国内リーグで結果を出しても獲れなかった選手たち
ワールドカップで優勝しても、クラブで3冠を取っても、バロンドールを獲れるとは限らない。ヤマルの3位は、これまで何度も繰り返されてきた話でもある。
| 年 | 受賞者 | 獲れなかった選手(順位) | その年の実績 |
|---|---|---|---|
| 2010 | メッシ | イニエスタ(2位)・シャビ(3位) | スペイン代表でW杯優勝・バルサでリーガ優勝 |
| 2010 | メッシ | スナイデル(4位) | インテルで3冠・オランダ代表でW杯準優勝 |
| 2013 | C・ロナウド | リベリー(3位) | バイエルンで3冠 |
| 2014 | C・ロナウド | ノイアー(3位) | ドイツ代表でW杯優勝 |
| 2018 | モドリッチ | グリーズマン(3位) | フランス代表でW杯優勝 |
| 2020 | 授賞なし(新型コロナウイルスの影響) | レヴァンドフスキ | バイエルンで3冠(2019-20)の年に、賞そのものがなかった |
| 2021 | メッシ(コパ・アメリカ優勝) | レヴァンドフスキ(2位) | ブンデスリーガ41得点の新記録(2020-21) |
| 2023 | メッシ(W杯優勝) | ハーランド(2位) | マンチェスター・シティで3冠 |
| 2026 | ケイン | ヤマル(3位) | スペイン代表でW杯優勝・バルサでリーガ優勝 |
出典:順位は英語版Wikipedia(Ballon d’Orの歴代表、2010年4位は2010 FIFA Ballon d’Or)。※2010〜2015年はFIFA年間最優秀選手賞と一つになった「FIFAバロンドール」で、記者だけでなく各国の代表監督と主将も投票していた。
2010年は、最終候補の3人をメッシ・イニエスタ・シャビのバルサ勢が独占した年。3人ともバルサの育成組織ラ・マシアの出身で、同じ育成組織の選手が最終候補3人をそろえたのは初めてだった(英語版Wikipedia)。イニエスタは、その年のW杯の決勝で決勝点を決めている。
今年のヤマルについては、GOAL日本版が、France Footballのヴァンサン・ガルシア編集長の話として「W杯で優勝したスペインでは、ロドリとヤマルのあいだで票が分かれた」という見方を伝えている。
📏 バロンドールの選考の基準
- ① 個人の活躍と、試合を決める力・印象に残るプレー
- ② チームの成績とタイトル
- ③ 人柄とフェアプレー
- 2022年からは、1月〜12月の1年間ではなく、ヨーロッパのシーズン(8月〜翌年7月ごろ)が対象。今回は2025-26シーズン
出典:英語版Wikipedia「Ballon d’Or」(France Footballの3つの基準)、「2022 Ballon d’Or」。
基準は3つと決まっていても、どれをどれだけ重く見るかは投票する記者しだい。個人の数字なら73得点のケイン、タイトルならW杯とリーガのヤマル。どちらにも理由がある。
バルカ相変わらず基準が明確なようで明確じゃないから仕方ないかも。今年の受賞であればヤマルでもケインでも反対意見はあると思うし。それでも年間73ゴールは凄すぎる
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バロンドールの仕組みと、1956年からの歴代受賞者はこちら。


バルサの選手が受けてきた個人タイトルの一覧はこちら。


4位に入ったロドリが、バルサに来た経緯はこちら。


出典:FCバルセロナ公式(英語)「Six years of Barça success at the Ballon d’Or gala」ほか(2026年10月26〜27日)、ESPN。
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!








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