VAMOS BARÇA — すべてのバルサがここにある
NEWS

バルサ補強の明暗|コスパ最強11人と残念な高額補強11人

FCバルセロナの移籍市場には、光と影がある。525万ユーロで獲得した選手が4度のリーガ優勝に貢献した一方で、1億3,500万ユーロを投じた選手がほとんど活躍できないまま去っていった。同じクラブで、なぜここまで明暗が分かれるのか。今回は「コスパ最強イレブン」と「残念な高額補強イレブン」を1本で対比する。

移籍金という具体的な数字が、その明暗をよりくっきりと見せてくれる。

目次

💰 第1部:コスパ最強イレブン(4-3-3)

このイレブンには選考基準を設けた。「2,000万ユーロ以下の移籍金で加入し、バルサで大きな活躍を残した選手」だ。2,000万ユーロとは、世界的に見て資金力のない小・中規模クラブでも現実的に手が届く金額の目安。その水準でありながら、バルサで歴史を刻んだ選手だけで構成した。

7ストイチコフ9ロナウド11ロマーリオ20デコ24ヤヤ・トゥレ4ラキティッチ22アビダル5クーマン4マルケス2ベレッティ1テア・シュテーゲン

GK テア・シュテーゲン/DF アビダル・クーマン・マルケス・ベレッティ/MF デコ・ヤヤ・トゥレ・ラキティッチ/FW ストイチコフ・ロナウド・ロマーリオ。世代を超えた「バーゲン」の精鋭たちだ。

バルカ

信じられる?このイレブン、全員2,000万ユーロ以下で獲ってるんだよ。ストイチコフとロマーリオだけでバロンドール2個持ってるし、ロナウドは1年でリーガ34ゴール。CL決勝ゴールを決めたベレッティだって格安だ。当時のバルサのスカウト眼、完全に狂ってる(褒め言葉)。

GK:テア・シュテーゲン(移籍金 約1,200万ユーロ / 2014年)

ボルシアMGから約1,200万ユーロで加入。公式戦400試合超、2014-15シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を含む複数のタイトルを支えた守護神。足元の技術と圧倒的な反射神経で10年にわたりゴールを守り続け、今や「バルサ史上最高のGK」候補に名を連ねる。1,200万ユーロというのは現代のGK市場では信じ難い価格設定だ。

DF:アビダル・クーマン・マルケス・ベレッティ

マルケス(525万ユーロ / 2003年)はモナコからわずか525万ユーロで加入し、4度のリーガ制覇・2006年CL優勝に貢献した知性派CB。クーマン(📊約500万ユーロ / 1989年)はドリームチームの要。1992年欧州チャンピオンズカップ決勝を決めたFKは語り草だ。アビダル(📊約1,500万ユーロ / 2006年)は闘病を乗り越えて2011年CLトロフィーを掲げた左SB。そしてベレッティ(📊約400〜500万ユーロ / 2004年)はビジャレアルから格安で加入し、2006年CL決勝でウェンブリーを制したゴールを叩き込んだ。まさにコスパという言葉のために生まれたような右SBだ。
💡 ピケ(📊約500万ユーロ / 2008年復帰)もマンチェスター・ユナイテッドからほぼ格安で戻り、リーガ8回・CL3回を制したコスパ最強候補。ただしラ・マシア育ちのため今回は選外(詳しくはラ・マシア版ベストイレブン)。

MF:デコ・ヤヤ・トゥレ・ラキティッチ

デコ(📊約1,500万ユーロ / 2004年)はポルトから加入し2006年CL決勝MVPに輝いた。ヤヤ・トゥレ(📊約800万ユーロ / 2007年)はモナコからの掘り出し物で2009年三冠の中盤を支えた。ラキティッチ(📊約1,800万ユーロ / 2014年)はセビージャから加入し、2014-15CL決勝で先制点。4度のリーガを制した職人だ。3人合わせて約4,100万ユーロは、今日の中堅MF1人分にも満たない。

FW:ストイチコフ・ロナウド・ロマーリオ

ストイチコフ(📊約200〜300万ユーロ相当 / 1990年)はCSKAソフィアからほぼ破格の移籍金で加入し、ドリームチームの10番として1992年欧州制覇に貢献。1994年バロンドールをバルサ在籍中に受賞した。ロナウド(エル・フェノメノ)(📊約1,500万ユーロ / 1996年)は1年だけの在籍ながら、リーガ37試合34得点でピチーチ&ヨーロッパゴールデンシュー、翌年バロンドール。ロマーリオ(📊約600〜700万ユーロ / 1993年)はPSVから加入しわずか1シーズンでリーガ30ゴール。ストイチコフとの2トップで1994年ドリームチームを完成させた。3人合わせても2,000〜2,500万ユーロ以下。バロンドール受賞者2人が「格安」で並ぶ奇跡の3トップだ。

😢 第2部:残念な高額補強イレブン(3-4-3)

移籍金に見合う活躍ができなかった選手たちで構成した「もったいない」イレブン。選手を責めるのではなく、数字が事実を語る。バルサの失敗補強は前線に集中していることもあり、3バックで整理した。

7グリーズマン9ズラタン11デンベレ10コウチーニョ8アンドレ・ゴメス8ピャニッチ8アルトゥール3フィリペ・ルイス5ベルマーレン4チグリンスキー13シレッセン

GK シレッセン/DF フィリペ・ルイス・ベルマーレン・チグリンスキー/MF コウチーニョ・ピャニッチ・アンドレ・ゴメス・アルトゥール/FW グリーズマン・ズラタン・デンベレ。総移籍金は6億ユーロ超。ため息しか出ない。

バルカ

コウチーニョ1億3,500万、グリーズマン1億2,000万、デンベレ1億500万…計算するのも怖くなってくる。この3人だけで3億5,000万ユーロ超えてるんだよ?しかも誰ひとりバルサのサッカーをちゃんと体現できなかった。才能じゃなくてフィットが全てなんだって、このイレブンが一番教えてくれる。

GK:シレッセン(📊約1,300万ユーロ / 2016年)

アヤックスから加入したが、テア・シュテーゲンの控えとして在籍3年で公式戦出場は限定的だった。能力は高くとも、正GKへの道は最後まで開かなかった。

DF:フィリペ・ルイス・ベルマーレン・チグリンスキー

ベルマーレン(📊約1,500万ユーロ / 2014年)はアーセナルから加入後、怪我が続き在籍5年で出場は極めて限定的。チグリンスキー(📊約2,500万ユーロ / 2009年)はシャフタールから獲得したウクライナ代表CBで、リーガ12試合の出場に終わりわずか1シーズンで元のクラブへ出戻り。フィリペ・ルイス(📊約2,000万ユーロ / 2019年)もバルサでの滞在はわずか1シーズンで期待に届かなかった。

MF:コウチーニョ・アンドレ・ゴメス・ピャニッチ・アルトゥール

最大の「負の遺産」はコウチーニョ(1億3,500万ユーロ / 2018年1月)。リバプールから獲得し公式戦106試合で25ゴール14アシスト。数字だけ見れば悪くないが、1億3,500万ユーロという額に対する評価としては歴史的な割高だった。最終的には二度の海外ローンを経て放出。ピャニッチ(6,500万ユーロ / 2020年)はユベントスとのバランスシート調整と批判された移籍で30試合にとどまった。同じ交換取引で放出されたアルトゥール(📊約3,100万ユーロ / 2018年)も将来を嘱望されながら4シーズンで精彩を欠いた。アンドレ・ゴメス(3,500万ユーロ / 2016年)はユーロ制覇後の期待を背負って加入したが精神的な苦しみも重なりエバートンへ。

FW:グリーズマン・ズラタン・デンベレ

デンベレ(1億500万ユーロ / 2017年)は多くの怪我に悩まされ在籍初期は本来のパフォーマンスをほとんど発揮できず。ズラタン(📊約7,000万ユーロ相当 / 2009年)はエトーとの交換を含む大型取引で加入し、1シーズンで21ゴールを挙げたが監督との対立で退団。前シーズンにインテルでCL・セリエA・コパイタリア三冠を達成したエトーが翌年インテルでCL決勝でバルサを下すなど、あの補強の「失ったもの」は測り知れない。グリーズマン(1億2,000万ユーロ / 2019年)はアトレティコから満を持して獲得したが、メッシとのスタイル衝突もあり2年強・35ゴールで古巣復帰。

🤔 なぜ明暗が分かれるのか(バルカの考察)

バルカ

コスパ組に共通するのは「バルサのスタイルにハマった」こと。アウベスはシャビ・イニエスタとのコンビで活きたし、ロナウジーニョもエトーも「バルサの哲学に乗れた」選手だった。逆に残念組は、お金を出せば合うと思ったら合わなかったケースが多い。ズラタンは「哲学の違い」でペップと衝突したし、コウチーニョはそもそもバルサが必要とするポジションにフィットしていなかった。移籍金の高低より「合う合わない」が全てだと思う。

まとめ

コスパ最強イレブンの総移籍金は約1億〜1億1,000万ユーロ以下(全員2,000万ユーロ以下の選手のみで構成)。一方、残念なイレブンは6億ユーロ超。6倍の差がありながら、タイトルへの貢献度は逆転している。お金をかければ強くなるわけではないのが、バルサ補強の歴史が教えてくれる最大の教訓だ。あなたはどの補強が一番「残念」だった?コメントで教えてほしい。

Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次