29回目のリーガ制覇が懸かる大一番、“エル・クラシコ”。
現在リーガ10連勝中と絶好調のバルセロナは、勝てば優勝、さらに歴史的な11連勝と勝点100への挑戦も見えてくる重要な一戦となります。
スタメンにはジョアン・ガルシア、クバルシ、ペドリ、フェラン・トーレスらが並び、右WGにはバルドグジではなくラッシュフォードを起用。ヤマルとクリステンセンは負傷欠場となりました。
また、ジョアン・ガルシアとクルトアによる“サモラ賞対決”にも注目。
さらに、クラシコで優勝が決まるのは長いバルセロナの歴史でも前例のない特別な舞台です。
そして試合前には、ハンジ・フリック監督のお父様が未明に亡くなられたという悲しいニュースも。
様々な想いが交錯する中、歴史を懸けた90分が始まります。

クラシコ勝利でリーガ制覇!
ラ・リーガ第35節
2026年5月10日(日)21:00(現地時間) @聖地カンプノウ
観客:62,213人
主審:アレハンドロ・エルナンデス
| FC Barcelona | レアル マドリード |
| 2 | 0 |
| ⚽️得点者⚽️ | |
| ⚽️ラッシュフォード(9分) | |
| ⚽️フェラントーレス(18分) | |
| 🟨警告者🟥 | |
| 🟨ダニオルモ(52分) | 🟨エドゥアルド・カマビンガ(40分) |
| 🟨ラフィーニャ(81分) | 🟨ラウール・アセンシオ(52分) |
| 🟨ジュード・ベリンガム(55分) | |
| 🟨アレクサンダー・アーノルド(81分) | |
スターティングメンバー
| FCバルセロナ | レアル マドリード | ||
|---|---|---|---|
| ポジション | 選手名 | ポジション | 選手名 |
| GK | ジョアンガルシア | GK | ティボー・クルトア |
| RSB | エリックガルシア | RSB | アレクサンダー・アーノルド |
| RCB | クバルシ | CB | ラウール・アセンシオ |
| LCB | ジェラールマルティン | CB | アントニオ・リュディガー |
| LSB | カンセロ | LSB | フランシスコ・ガルシア |
| MF | ガビ | MF | ブラヒム・ディアス |
| MF | ペドリ(C) | MF | オーレリアン・チュアメニ |
| MF | ダニオルモ | MF | エドゥアルド・カマビンガ |
| WG | フェルミン・ロペス | MF | ジュード・ベリンガム |
| WG | ラッシュフォード | FW | ゴンサロ・ガルシア |
| CF | フェラントーレス | FW | ビニシウス・ジュニオール(C) |
| 交代選手 | |
| ダニオルモ ↔︎ フレンキーデ・ヨング(64分) | エドゥアルド・カマビンガ ↔︎ ティアゴ・ピタルチ(70分) |
| ラッシュフォード ↔︎ ラフィーニャ(64分) | ブラヒム・ディアス ↔︎ セサル・パラシオス(79分) |
| フェラントーレス ↔︎ レヴァンドフスキ(77分) | ゴンサロ・ガルシア ↔︎ フランコ・マスタントゥオーノ(79分) |
| ガビ ↔︎ マルクベルナル(77分) | ↔︎ (分) |
| フェルミン・ロペス ↔︎ バルデ(88分) | ↔︎ (分) |


試合レビュー
前半まとめ:ラッシュフォードFK弾&フェラン追加点で2-0リード!
ホームで迎えた大一番、“エル・クラシコ”。
リーガ制覇へ向けて絶対に落とせない一戦は、マドリードのキックオフでスタートした。
立ち上がりは、両チームとも激しいハイプレスを全面に押し出すというより、まずは試合の流れを探るような落ち着いた入り。
慎重さの中にも緊張感が漂う、クラシコらしい序盤となった。
9分、フェラン・トーレスがペナルティエリア付近で倒され、バルサが絶好の位置で直接FKを獲得。
キッカーを務めたのはマーカス・ラッシュフォード。
短い助走から放たれたシュートは、美しい軌道で壁を越え、そのままファーポストへ。
クルトアの右手をかすめるように、ボールはゴールネットへ吸い込まれた!
これでラッシュフォードは今シーズン7ゴール目。
大舞台での一撃が、カンプノウを一気に沸かせる。
18分、バルサが再び魅せる。
左サイドでボールを持ったフェルミン・ロペスが、ペナルティエリア中央へ絶妙な縦パス。
これを受けたダニ・オルモが、リュディガーより一歩早く反応し、巧みなヒールタッチでボールを落とす。
そこへ走り込んできたフェラン・トーレス。
難しいバウンドにも冷静に対応すると、右足でしっかりミート。
シュートはゴール右へ突き刺さり、バルサが2-0とリードを広げた!
フェランはこれで今シーズン16ゴール目。
ダニ・オルモの技術、フェルミンの視野、そしてフェランの決定力が完璧に噛み合った、美しい崩しだった。
もちろん、マドリードも黙ってはいない。
22分、右サイドからアセンシオが前線へ持ち込み、ゴンサロ・ガルシアへパス。
ガルシアは胸トラップから素早く右足を振り抜くが、シュートは枠の外へ。
さらに24分には、カマヴィンガの鋭い縦パスからベリンガムが抜け出し、ファーポストへ折り返し。
ヴィニシウスがフリーで合わせようとする危険な場面を作る。
しかしここは、エリック・ガルシアが魂のスライディング!
決定機を身体を張って防ぎ、バルサを救った。
38分には、バルサが自陣から見事にマドリードのハイプレスを回避。
フェラン・トーレスのスルーパスにラッシュフォードが抜け出し、クルトアと1対1のビッグチャンスを迎える。
だが、ここはクルトアが意地のセーブ。
追加点とはならなかったものの、バルサのカウンターの鋭さを象徴するシーンとなった。
アディショナルタイムは3分。
終盤はバルサが落ち着いてボールを保持しながら試合をコントロール。
危険な場面を作られつつも集中した守備で耐え切り、2-0のリードで前半を終えた。
攻守両面で高い完成度を見せたバルサ。
このまま勝ち切れるのか、後半の展開にも注目したい。
後半まとめ:両チームとも決定的なチャンスなく
バルセロナは選手交代なしで後半スタート。
2点リードを奪っているものの、相手はマドリード。
一瞬の隙も許されない緊張感の中、後半も熱気あふれる展開となった。
52分、アセンシオが後方からフェラン・トーレスを蹴り倒しファウル。
プレー後には、苛立ちを見せるようにバルサゴール方向へボールを蹴り込み、主審からイエローカードが提示される。
すると、このプレーに反応したダニ・オルモがアセンシオを突き飛ばし、両チームの選手が集まる一触即発の状況に。
クラシコらしい激しい感情がぶつかり合うシーンとなった。
56分、左サイドのカンセロからロングボールが送られると、フェラン・トーレスが絶妙な抜け出し。
そのまま左足でシュートを放つが、ここはクルトアが左足一本でビッグセーブ。
この日もフェランは攻守両面で存在感を放っていたが、追加点とはならなかった。
64分、バルサが最初の交代カードを切る。
ダニ・オルモとラッシュフォードに代わり、フレンキー・デ・ヨングとラフィーニャを投入。
両選手ともそのまま同ポジションへ入り、運動量とボール保持能力をさらに強化する狙いが見える交代となった。
ここで興味深いデータも。
スタジアムには、“優勝”を意識する空気が徐々に広がっていった。
77分には、ガビとフェラン・トーレスに代わり、マルク・ベルナとレヴァンドフスキを投入。
フリック監督は運動量の落ち始めた前線をリフレッシュしながら、試合をしっかり締めに入る。
そして84分――
ロングパスにフレンキー・デ・ヨングが右サイド深くまで侵入すると最後は中央のレヴィへ、左足で放ったシュートはGK正面でクルトアが弾きゴールならず。何より左サイドでフリーだったフェルミンはとても残念そう
88分には、フェルミン・ロペスに代わってバルデを投入。
バルデは左SBへ入り、カンセロが左WGへポジション変更となった。
アディショナルタイムは0分。
最後まで集中を切らさなかったバルサは、そのまま2-0で試合終了!
“エル・クラシコ”を制し、ついに――
バルセロナ、リーガ制覇!
宿敵マドリードを相手に完勝。
攻守ともに高い完成度を見せたバルサが、見事29回目のラ・リーガ優勝を決めた!
フリック体制の集大成とも言えるこの一戦。
若手、ベテラン、新戦力が融合した今シーズンのバルサを象徴するクラシコとなった。
歓喜に包まれるカンプノウ
そして、このチームはまだ進化を続けていく。
試合まとめ:チームとして“完成度の差”を見せつけたクラシコ

ラッシュフォードの直接FKで先制し、さらに良い時間帯で追加点を奪えたことで、バルセロナが終始主導権を握った今シーズン2度目のクラシコとなりました。
特にフェラン・トーレスのゴールシーンは、フェルミン・ロペスの縦パス、ダニ・オルモのヒール、そしてフェランのフィニッシュまで、まさに“バルサらしさ”が詰まった美しい連携。チームとしての完成度の高さを感じさせるゴールでした。
一方で、ラッシュフォードは先制FKこそ完璧だったものの、その後のプレー精度はやや低く、決定機を仕留め切れない場面もありました。最初に“当たり”を引けたことが結果的には大きかった試合とも言えそうです。
対するマドリードは、攻撃面でリーダー不在を感じさせる内容。個々の能力は高いものの、連動した崩しや狙いの共有は少なく、得意のカウンターもほとんど発動できませんでした。今シーズンのバルサからすると、カウンターリスクの少ない比較的コントロールしやすい試合だった印象です。
そして忘れてはいけないのがジョアン・ガルシア。
この試合でもクリーンシートを達成し、サモラ賞争いをほぼ手中に収めたと言っても過言ではありません。もちろん残り試合で大量失点すれば話は別ですが、状況次第では無理に出場を続ける必要すらない段階まで来ています。
攻守ともに安定感を見せたバルサ。
クラシコ完勝、そしてリーガ優勝――今シーズンの強さを象徴する一戦となりました。
次節 リーガ36節:VS アラベス in メンディソローサ
“エル・クラシコ”を制し、見事29回目のラ・リーガ優勝を決めたバルセロナ。
歓喜に包まれた一方で、次節のアラベス戦は非常に難しい試合になりそうです。
どうしても優勝直後の試合は気の緩みが出やすく、選手たちのモチベーション維持も簡単ではありません。特にクラシコのような大一番を終えた後だけに、精神的な反動は少なからずあるはずです。
しかし、今シーズンのバルサにはまだ明確な目標が残されています。
それが――
- シーズン勝点100到達
- リーグ連勝記録更新
この2つです。
単なる“消化試合”ではなく、クラブの歴史に名を刻むための3試合と言ってもいいでしょう。
一方のアラベスは現在18位。
降格圏に沈んでおり、残り3試合はまさにクラブの命運を左右する戦いです。
当然ながら、試合へのモチベーションは非常に高く、球際やセカンドボールへの執着も普段以上になるはず。技術や戦力差だけでは簡単に勝てない展開も十分考えられます。
特にこういった“追い込まれたチーム”は、戦術以上に気迫で試合を変えてくることがあります。
優勝を決めた王者バルサと、残留を懸けるアラベス。
立場も心理状態もまったく異なる両チームの対戦は、想像以上にタフな90分になるかもしれません。
そして、この試合で注目したいのがフリック監督の采配です。
リーグ優勝を決めたことで、若手起用や主力のコンディション調整を進める可能性もあります。一方で、勝点100や連勝記録を狙うなら、大幅なターンオーバーは難しい。
“記録”を追うのか。
それとも“来シーズンへの準備”を優先するのか。
王者となった今だからこそ、フリック監督のチームマネジメントが問われる試合になりそうです。

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Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!


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