25年ぶりにラ・リーガの舞台へ戻ってきたレアル・オビエドとの一戦。昇格組とはいえ、ホームの熱狂的なサポーターとベテランのカソルラを中心に粘り強い戦いを見せるチームだ。対するバルセロナは、ガビやフェルミンを欠く中で中盤のやり繰りが問われる状況。それでも無敗を維持している勢いと攻撃陣の好調さを武器に、難しいアウェイ戦をどう攻略していくのか注目が集まる。
試合概要
- キックオフ時間:2025年9月25日(木)21:30 UTC(現地時間)
2025年9月26日(金)午前4:30(日本時間) - 会 場:カルロス・タルティエレ(アウェイ)
- 大会名:ラ・リーガ第6節
- 放送・配信情報:(DAZN/U-NEXT)
対戦相手の現状と直近の成績
25年ぶりにラ・リーガへ戻ってきたレアル・オビエドは、開幕から厳しい船出を強いられている。昇格の勢いを持ち込むことはできず、試合ごとに守備の集中を保ちきれずに失点を重ね、攻撃面でもなかなか決定機を仕留められない状況が続いている。
この結果を見ても分かるとおりまだまだ攻撃陣がうまく噛み合っていない様子。
チームの成績
順 位:17位
成 績:1勝4敗
勝ち点:勝ち点1
得 点:1
失 点:8
得失点差:-7
フォーメーションと守備
・基本システムは4-2-3-1
・経験豊富な選手が中心:中盤に元スペイン代表サンティ・カソルラが在籍し、プレーに落ち着きをもたらしている。
・守備+カウンター重視の戦術:守備を固め、ボール奪取から素早く前線へ展開するスタイル。
・守備崩壊時の脆さ:一度組織が乱れると大量失点につながる場面があり、試合を通じた安定感に欠ける。
・規律面での不安:警告や退場が目立ち、戦いの激しさが裏目に出ることも多い。
注目選手と要警戒ポイント
攻撃の核はカソルラ、脇を固めるブレカロとレイナ
サンティ・カソルラ(MF)
元アーセナル、ビジャレアルで活躍したレジェンド。中盤からの巧みなパスワークと高精度のキックは今も健在で、特にセットプレーからのチャンスメイクは脅威となる。昇格組オビエドにおいても攻撃の頭脳として機能している。
ヨシプ・ブレカロ(FW)
クロアチア代表歴を持つ技巧派ウインガー。切れ味鋭いドリブルでサイドを切り裂き、カソルラのパスを受けてゴールに迫るシーンが増えている。バルサ守備陣にとって一対一での対応力が試される選手だ。
アルベルト・レイナ(MF)
今季新加入ながら、パスセンスを活かして中盤の起点を担っている。カソルラと並んで攻撃を組み立てる存在であり、連携次第でバルサのプレスをいなす可能性を秘める。
守備を支えるデンドンケルとバイリーの存在感
レアンデル・デンドンケル(MF)
ベルギー代表経験を持つ守備的MF。ボール奪取力と展開力に優れ、中盤で相手の攻撃を寸断する役割を担う。バルサの中盤にどれだけ圧をかけられるかが試合のカギとなる。
エリック・バイリー(DF)
元マンチェスター・ユナイテッド所属の屈強なDF。フィジカルと空中戦での強さはリーグ屈指であり、レヴァンドフスキとのマッチアップは大きな見どころになるだろう。
38歳のレジェンド、今なお輝くカソルラの存在感
38歳を迎えたベテランMFは、クラブにとってまさに「心臓部」。豊富な経験から試合のテンポを操り、フリーキックやコーナーキックでは今なお脅威を放つ。昇格組のオビエドが強豪バルセロナに一矢報いるとすれば、その起点となるのはカソルラの左足から生まれる一撃である可能性が高い。今シーズンは後半から出場が多い。疲れが溜まってくる時間帯だからこそ彼の左足には注意が必要。
バルサとの過去対戦成績
レアル・オビエドは長い歴史を持つクラブで、かつてはラ・リーガの常連としてFCバルセロナと幾度も顔を合わせてきた。両クラブの通算対戦は80試合を超え、成績はバルセロナが大きく勝ち越している。これまでの公式戦では、バルサが半数以上の勝利を収め、オビエドが勝利を挙げた試合は限られている。
直近の公式戦は2000/01シーズン。オビエドが1部から降格した年であり、このシーズンを最後に両者の対戦は途絶えていた。そのため今回のカードは、実に20年以上ぶりのラ・リーガでの再会となる。
過去のスコアを振り返ると、バルサが圧倒した試合もあれば、オビエドが粘り強く守り抜き、カンプノウでドローを演じた試合もある。特に1990年代には、オビエドがホームで意地を見せて強豪バルサを苦しめた場面も少なくなかった。
バルセロナが圧倒的に有利な対戦成績を誇るとはいえ、長い時を経て昇格を果たしたオビエドとの一戦は、新たな歴史の幕開けを感じさせるものだ。かつての因縁が蘇るこの対戦は、数字以上に重みのある試合になるだろう。
この結果を見る限り早めに先制しダメ押しをするとバルサの勝利は硬そうですが、攻めあぐねると終盤までハラハラした展開になりそうですね…
試合の見どころ
昇格組オビエドとの一戦は、バルサにとって油断できない試合となる。バルセロナは無敗を維持しているが、中盤の主力を欠く中でどれだけローテーションを効かせられるかが焦点だ。
一方のオビエドは、カソルラのパスワークとブレカロのドリブル突破、さらにセットプレーを最大の武器としている。守備を固めてカウンターを狙う戦術だけに、序盤から拮抗した展開になる可能性もある。
注目はレヴァンドフスキとバイリーのマッチアップ、そしてカソルラの左足から生まれる一撃。バルサがポゼッションで圧倒するのか、それともオビエドが粘り強く食らいつくのか──その攻防が見どころとなる。
まとめ
25年ぶりのラ・リーガ復帰を果たしたオビエドとの一戦は、いくら現在5節終了時点で17位とはいえバルセロナにとって「格下」とは言い切れない要素を多く含んでいる。守備を固めてカウンターを狙う戦い方に加え、カソルラの存在やブレカロの突破力、そしてセットプレーの脅威は要注意だ。
一方のバルサは、ガビやフェルミンを欠く中でペドリやフレンキー・デ・ヨングにかかる負担が大きく、ローテーションをどう回すかが試合のカギとなる。無敗を維持するためには、序盤から相手に主導権を渡さず、確実に試合をコントロールしたいところだ。
歴史的に見ても久しぶりの再会となるカードだけに、昇格組の挑戦と強豪のプライドがぶつかる熱い試合になるだろう。
今回Spotifyカンプノウの内部が一部公開されましたね。動画は👇
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!
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