リーガは今節から後半戦に入ります。
公式戦11連勝中(リーガでは9連勝中)と絶好調のバルセロナ。直近5試合でクラシコ以外は全てクリーンシートを達成し、リーガでは39試合連続ゴール中と、攻守において盤石の状態で敵地アノエタに乗り込む。
ちなみにシーズン前半の記事はこちらを見てね

ただし、懸念材料はラフィーニャの大腿部負傷による離脱。左ウイングにはラッシュフォードではなくフェルミン・ロペスを起用し、最終ラインにはジェラール・マルティンに代わってエリック・ガルシアが先発。中盤は「ダブルマルク」ではなくペドリ&フレンキーのコンビが選ばれた。
注目は冬の移籍市場で獲得したカンセロがベンチ入りしている点。左右両SBでプレー可能な一方、守備面の不安もあり、今日はWGとしての起用も視野に入るかもしれない。

圧倒しながらもアノエタでまた苦杯…レミロの神セーブと一瞬の隙に沈む
ラ・リーガ第20節
2026年1月18日(日)21:00(現地時間) @スタジアム・アノエタ
観客:36,346人
主審:ヘスス・ヒルマンサーノ
| FC Barcelona | レアル・ソシエダ |
| 1 | 2 |
| ⚽️得点者⚽️ | |
| ⚽️ラッシュフォード(70分) | ⚽️ミケル・オヤルサバル(32分) |
| ⚽️ゴンサロ・グエデス (71分) | |
| 🟨警告者🟥 | |
| 🟨エリックガルシア(76分) | 🟨ベニャト・トゥリエンテス(37分) |
| 🟨レヴァンドフスキ(83分) | 🟨ホン・アランブル(51分) |
| 🟨イゴール・スベルディア(78分) | |
| 🟥カルロス・ソレル(87分) | |
スターティングメンバー
| FCバルセロナ | レアル・ソシエダ | ||
|---|---|---|---|
| ポジション | 選手名 | ポジション | 選手名 |
| GK | ジョアンガルシア | GK | アレックス・レミロ |
| RSB | クンデ | RSB | ホン・アランブル |
| CB | クバルシ | CB | ジョン・マルティン |
| CB | エリックガルシア | CB | イゴール・スベルディア |
| LSB | バルデ | LSB | セルヒオ・ゴメス |
| MF | デ・ヨング(C) | MF | 久保建英 |
| MF | ペドリ | MF | ベニャト・トゥリエンテス |
| MF | フェルミン・ロペス | MF | カルロス・ソレル |
| WG | ヤマル | MF | ブライス・メンデス |
| WG | ダニオルモ | FW | ゴンサロ・グエデス |
| CF | フェラントーレス | FW | ミケル・オヤルサバル |
| 交代選手 | |
| フェラントーレス ↔︎ レヴァンドフスキ(62分) | ベニャト・トゥリエンテス ↔︎ ジョン・ゴロチャテヒ(58分) |
| バルデ ↔︎ カンセロ(62分) | ブライス・メンデス ↔︎ オドリオソラ(58分) |
| ダニオルモ ↔︎ ラッシュフォード(62分) | セルヒオ・ゴメス ↔︎ アイヘン・ムニョス(68分) |
| クンデ ↔︎ バルドグジ(85分) | 久保建英 ↔︎ アンデル・バレネチェア(68分) |
| クバルシ ↔︎ ジェラールマルティン(85分) | ホン・アランブル ↔︎ ドゥイエ・チェレタ・カー(81分) |


試合レビュー
前半まとめ:VARに泣かされ続けた前半、バルセロナは圧倒するも0-1で折り返し
アノエタでのレアル・ソシエダ戦は、バルセロナのキックオフでスタート。開始早々の30秒、ソシエダ11番の右クロスにオヤルサバルが頭で合わせてネットを揺らすも、ここはオフサイド判定に助けられる。続く2分、バルサもヤマルの折り返しをペドリがダイレクトで狙うが、GKレミロが好セーブ。両チームが序盤から決定機を迎えるというスリリングな立ち上がりとなった。
バルサは4-2-3-1の布陣で、左ウイングにはダニ・オルモを配置し、フェルミン・ロペスはトップ下へ。これに対しソシエダは4-4-2を採用し、両サイドにタレントを揃えて応戦する。
7分にはフェルミンが中央でのドリブルから狙いすました一撃をゴール左隅に突き刺し、先制かと思われたが、直前のダニ・オルモのチャレンジが久保の右足に当たっていたとしてVARで得点は取り消しに。この日最初の“VAR泣き”となった。
それでも攻勢を強めるバルセロナは、16分にヤマルが股抜きから4人をかわす圧巻のドリブルでフェルミンに決定機を演出。右サイドからの攻撃が機能し始めると、23分にはダニ・オルモ、ヤマルの連携から連続シュートを放つなど、完全にリズムを掴む。
しかし24分には久保の起点からカウンターを食らう危うい場面も。試合はまさに一進一退の攻防に。27分、ヤマル→クンデ→ヤマルと繋ぎ、ネットを揺らすも、再びオフサイドで取り消し。VARのチェックでも、最後にクンデが触っていたとの判定で得点は認められなかった。ここまで両チーム合わせて3度ネットが揺れたが、全てオフサイドという珍しい展開に。
そして32分、試合が動く。右サイドのグエデスからのクロスをオヤルサバルがダイレクトで合わせ、ニアを突き刺す強烈なゴール。これには守護神ジョアン・ガルシアも指先をかすめるのが精一杯。今季絶好調のオヤルサバルが、一瞬の隙を突いてソシエダに先制点をもたらした。
バルセロナは前半アディショナルタイムにも反撃。45+3分、ペドリのスルーパスからヤマルが左足で巻いたシュートを放つも、GKレミロが見事に右手で防ぐ。さらに45+5分には、ペドリ→フレンキー→ヤマルの連携からヤマルが倒されPK獲得かと思われたが、直前のオフサイドにより無効に。
支配率74%、シュート12本、ゴールチャンス2本、すべてで上回りながらも、VARと紙一重の判定に阻まれ続けた前半。圧倒しながらもスコアは0-1、悔しさの残る前半終了となった。
後半まとめ:10人の相手に反撃実らず…、攻め続けるも決定力に泣き2-1で敗戦
後半は両チームともにメンバー交代なしでスタート。バルセロナは序盤から反撃の姿勢を強め、47分にはクンデの中央突破から右へ展開。フェルミンのグラウンダーのクロスに中央のフェルミン・ロペスが飛び込むもわずかに届かず。こぼれ球に反応したダニ・オルモが左足でシュートを放つが、惜しくもポスト直撃。さらにその1分後、バルデのスルーパスに反応したダニ・オルモが右足でシュートを放つも、GKレミロが鋭い反応でセーブ。この時点でレミロは6本のセーブを記録し、バルセロナの猛攻を一身に受け止めていた。
62分、バルサは攻勢をさらに強めるべく3枚替え。フェラントーレス、バルデ、ダニ・オルモに代えて、レヴァンドフスキ、カンセロ、ラッシュフォードを投入。フェラントーレスよりレヴィの方が得点の匂いを感じさせるだけに、期待のかかる采配だった。
66分にはヤマルのクロスからレヴィが頭で合わせるが、またしてもレミロが左手一本で弾き、さらに跳ね返ったボールはポストを叩いてしまう。まるで先日のエスパニョール戦でジョアン・ガルシアが見せたような“守護神モード”に入ったレミロに、ことごとく得点を阻まれる。
それでも70分、左サイドのカンセロの仕掛けからクロスは合わなかったが、こぼれ球を拾ったヤマルが右からクロス。これにラッシュフォードが頭で合わせてようやく同点弾!スコアは1-1に。攻め続けた結果、ついにゴールネットを揺らした。
しかし喜びも束の間、71分には試合再開直後のロングボールを起点に左サイドを崩され、あっという間に失点。再びスコアは2-1となり、追いかける展開に戻されてしまう。
85分にはクンデとクバルシを下げて、ジェラール・マルティンとバルドグジを投入。エリック・ガルシアが右SB、フレンキーがCBに下がるという布陣に変更し、勝負のラストスパートに備える。
88分には試合が荒れる。ソレルがペドリへのスライディングで右足首を深く削ってしまい、当初はイエローカードが出されたが、VARの介入によりレッドカードへ変更。ソシエダは10人となり、バルセロナにとっては最後のチャンスが訪れる。
アディショナルタイムは9分。数的優位となったバルセロナは前がかりに攻めるも、ゴール前をしっかりと固めたソシエダの守備を崩しきれず。時間とともに焦りが募り、思うような形を作れないまま、試合は2-1で終了。
内容的には支配率、シュート数ともにバルセロナが大きく上回ったものの、VAR、ポスト、そしてレミロの神がかったセーブの前に勝利を掴むことはできなかった。今季リーガでの連勝はここでストップとなる。
試合まとめ:圧倒しながらもアノエタでまた苦杯…レミロの神セーブと一瞬の隙に沈む
バルセロナにとってアノエタは、これまでも何度となく苦戦を強いられてきたスタジアム。今回の第20節でも、ポゼッション73%対27%、シュート数25本対7本、決定機7対3という圧倒的な数字を残しながら、スコアはまさかの2-1で敗戦。スタッツだけを見れば勝っていてもおかしくない内容だったが、最後まで牙をむいたのはGKレミロだった。
最大の敗因はそのGKレミロの「神セーブ連発」による得点機の封殺、そして68分に同点に追いついた直後の71分に再び失点してしまった試合運びの甘さ。内容的には決して悪くなかっただけに、選手・ファン共に悔しさの残る敗戦となった。
ただ、ネガティブな点ばかりではない。チームは試合内容ではしっかりと主導権を握っており、順位も依然としてリーグ首位を維持。まだ1月ということもあり、今後の修正・巻き返しの時間は十分に残されている。
一方、日本人ファンにとっては67分の久保建英の負傷交代が心配なニュースとなった。ランニング中にハムストリングを痛め、自力では歩けず担架で運ばれる形に。今年はワールドカップイヤーであり、重傷でないことを願うばかりだ。
バルセロナとしては悔しい敗戦となったが、チーム状態に悲観する必要はない。今後のリカバリーと成長に期待したい一戦となった。
次節CL 7 節:VS スタビア・プラハ in エデン・アレナ
ラ・リーガ第20節・ソシエダ戦から中3日、バルセロナはチャンピオンズリーグ第7節でアウェーに乗り込み、スタビア・プラハと対戦する。
対するスタビア・プラハは、ここまで0勝3敗3分でグループ33位と大きく出遅れているチーム。決勝トーナメント進出の可能性も事実上潰えており、特別なモチベーションがない限り、戦力差から見てもバルサが勝点3を堅く押さえるべき相手だと言えるだろう。
とはいえ、注意したいのは「連続アウェー戦」という点。アノエタでのタフな試合を経て、短い準備期間での移動と試合は、思わぬ苦戦を生むリスクもある。過密日程の中、ローテーションを活用しながらも確実に勝ち点を積み上げる冷静さと強さが求められる一戦となる。
試合展開によっては若手や控え組の起用も想定されるが、どんなメンバー構成でもバルセロナのクオリティを示し、しっかりと“勝ちきる”ことが重要。ソシエダ戦で感じた課題をすぐに修正し、良い流れを取り戻したい。
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!


コメント