今シーズンのバルセロナはホームで無敗と圧倒的な強さを誇り、チームの連敗も前節レバンテ戦でしっかりと食い止めた。流れを取り戻しつつある中で迎えるのが、“イエローサブマリン”ことビジャレアルとの一戦だ。しかし、この相手は決して侮れない。昨シーズン、一昨シーズンと連続でバルセロナのホーム(昨年はモンジュイック)で勝利を収めている、バルサにとって非常に嫌な存在でもある。
チーム状況としては、フレンキー・デ・ヨングがハムストリングの故障で約1カ月の離脱見込みとなり痛手。さらにジェラール・マルティンは累積警告で出場停止、ガビは練習復帰を果たしたもののベンチ入りは叶わなかった。一方で、前節復帰したペドリは今節もスタメンには名を連ねず、慎重な起用が続く。
本日のスタメンは、ジョアン・ガルシア、クンデ、クバルシ、エリック・ガルシア、バルデ、ベルナル、ダニ・オルモ、フェルミン・ロペス、ヤマル、ラフィーニャ、フェラン・トーレスという顔ぶれ。そして何より、この試合はフリック監督がバルセロナ就任後100試合目のメモリアルゲーム。記念すべき一戦を、派手な勝利で飾りたいところだ。

ヤマル初のハットトリックで首位堅守
ラ・リーガ第26節
2026年2月28日(土)16:15(現地時間) @聖地カンプノウ
観客:44,256人
主審:イシドロ・エスクデロス
| FC Barcelona | ビジャレアル |
| 4 | 1 |
| ⚽️得点者⚽️ | |
| ⚽️ヤマル(28分) | ⚽️パプ・ゲイ(49分) |
| ⚽️ヤマル(37分) | |
| ⚽️ヤマル(69分) | |
| ⚽️レヴァンドフスキ(90+1分) | |
| 🟨警告者🟥 | |
| 🟨マルクベルナル(53分) | 🟨ペドラサ(68分) |
| 🟨ラフィーニャ(56分) | |
スターティングメンバー
| FCバルセロナ | ビジャレアル | ||
|---|---|---|---|
| ポジション | 選手名 | ポジション | 選手名 |
| GK | ジョアンガルシア | GK | ルイス・ジュニオール |
| RSB | クンデ | RSB | サンチャゴ・モウリーニョ |
| CB | クバルシ | CB | パウ・ナバロ |
| CB | エリックガルシア | CB | レナト・ベイガ |
| LSB | バルデ | LSB | セルジ・ガルドナ |
| MF | マルクベルナル | MF | ニコラス・ぺぺ |
| MF | ダニオルモ | MF | サンティ・コメサーニャ(C) |
| MF | フェルミン・ロペス | MF | パプ・ゲイ |
| WG | ヤマル | MF | アルベルト・モレイロ |
| WG | ラフィーニャ | FW | アジョセ・ペレス |
| CF | フェラントーレス(C) | FW | ジョージズ・ミカウタぜ |
| 交代選手 | |
| ダニオルモ ↔︎ ペドリ(58分) | アルベルト・モレイロ ↔︎ ペドラサ(68分) |
| マルクベルナル ↔︎ アラウホ(67分) | アジョセ・ペレス ↔︎ ブキャナン(68分) |
| フェラントーレス ↔︎ レヴァンドフスキ(67分) | サンティ・コメサーニャ ↔︎ ダニエル・パレホ(80分) |
| ヤマル ↔︎ ラッシュフォード(73分) | セルジ・ガルドナ ↔︎ アルフォンソ・ゴンサレス(80分) |
| ラフィーニャ ↔︎ バルドグジ(73分) | ニコラス・ぺぺ ↔︎ タニ・オルワセイ(84分) |


試合レビュー
前半まとめ:10番がスタジアムを魅了しドブレーテ
ビジャレアルのキックオフで幕を開けた。
バルセロナはベルナルのシングルピボーテ起用が期待されたが、実際にはダニ・オルモとのダブルピボーテを採用。一方のビジャレアルは従来通りの4-4-2で堅実に構える。
開始5分、自陣エリア内の混戦で相手の右手に当たったようにも見える場面があったが、今回はノーホイッスル。微妙な立ち上がりとなる。それでも今日のヤマルは序盤から積極的で、右サイドからのドリブル突破を連発し観客を沸かせる。
12分、自陣でボールを奪ってカウンターを発動し、ダニ・オルモからラフィーニャへと繋ぐが決定機には至らず。14分にはフェルミン・ロペスのスルーパスにアンダーラップしたクンデが抜け出しGKと1対1を迎えるも、シュートは枠を捉えられない。
迎えた28分、フェルミンがボール奪取から即座にスルーパスを送り、裏へ抜け出したヤマルが冷静にGKの右を抜いて先制1-0。これで今季リーガ11ゴール目となり、ビジャレアル戦との相性の良さを改めて示す。
さらに37分、右サイドでヤマルが2人をツータッチでかわし、そのまま左足を一閃。美しい弧を描いたシュートはGKも触れられずゴールへ吸い込まれ2-0。リーガ12ゴール目となるドブレーテ達成だ。
41分には左サイドのぺぺのクロスにアジョセ・ペレスが合わせるも枠外で、2点リード直後だけにヒヤリとする場面。44分にはダニ・オルモのシュートがクンデに当たってネットを揺らすがオフサイド判定。その前のラフィーニャのフェイントからのパスは鳥肌もののプレーだった。
45分には再びヤマルがクンデとのワンツーからエリア内へ侵入しハットトリックのチャンスを迎えるが、シュートは枠外。観客も思わず笑いながら頭を抱える場面となった。アディショナルタイム3分も大きな動きはなく、前半は2-0で終了。ヤマルの躍動が際立つ45分間となった。
後半まとめ:いきなり躓くが魔法使いが流れを変える
後半はバルセロナがメンバー交代なしで再開。
47分、フェラン・トーレスからヤマル、そしてクンデへと繋ぎ右サイドを縦に突破、中央への折り返しにダニ・オルモが合わせるもGKの好セーブに阻まれる。
後半も良い入りを見せたかに思えたが、49分に右CKからの混戦でこぼれ球をゲイに押し込まれ2-1。スタジアムの空気が一瞬にして重くなる。さらに54分にはビジャレアルのカウンターから守護神ジョアン・ガルシアが飛び出すもクリアしきれず、無人のゴールへシュートを打たれる。しかし距離があったこととエリック・ガルシアの存在がプレッシャーとなり、なんとか精度を欠かせて事なきを得る。
58分にはダニ・オルモに代えてペドリを投入。スタジアム全体からペドリコールが沸き起こり、流れの変化を期待させる。67分にはマルク・ベルナルとフェランに代えてアラウホとレヴァンドフスキを送り込み、アラウホがRCB、クバルシがLCBへ移動、エリックが右のピボーテへ上がる配置変更。
69分、センターサークル付近でペドリが絶妙なスルーパスを通し、裏へ抜け出したヤマルが冷静に流し込んで3-1。これでリーガ13ゴール目、そして自身初のハットトリック達成となった。
73分にはラフィーニャとヤマルを下げ、ラッシュフォードとバルドグジを投入しポジションはそのまま維持。
アディショナルタイムは6分。90+1分、ペドリからクンデへ繋ぎ、最後はレヴァンドフスキが押し込むも当初はオフサイド判定。しかしVARチェックの末にゴールが認められ4-1。レヴィは今季11ゴール目を記録し、途中出場のペドリはヤマルへのアシストに加えレヴィの得点にも絡む圧巻のパフォーマンスを披露した。その後は大きな波乱もなく試合終了。4-1でバルセロナが力強い勝利を収めた。
試合まとめ:ヤマルもすごいがフェルミンがすごかった
ハットトリックのヤマルに注目は集まるが、個人的にはピッチのどこにでも出没するフェルミンロペスがキーマンだったと思う。ラフィーニャと一緒に強度の高いプレスには参加するし、自陣の深くまで下がり守備でボール奪取、かと思えばすぐさま前線に顔を出してアシスト。あんな汗かきができて得点能力がある選手はペップ黄金時代のペドリを思い出しますね。
ベルナルも先発での出場もいい働きができていましたね。フレンキーがいない間は是非スタメンで成長してほしいところ。コパデルレイとCLは特に大きな成長に繋がるはず。
そして今日も途中出場の魔術師べドリですね(上のペドリとは違いますよ)。
ボールコントロールが本当に凄い。そして場の雰囲気も変えてしまったのが圧巻でしたね。
フェラントーレスとラフィーニャに得点がなかったことが少し気がかりではありますが、何より勝利して首位堅守できたことが何より!!
次節コパデルレイ準決勝2nd leg:VS アトレティコマドリード
日本時間で27日の20時からノックアウトステージ(決勝トーナメント)の組み合わせ抽選会が行われて注目はそちらに移りやすいですが、我らがバルサがまず乗り越えなければいけないのがコパデルレイ準決勝2nd leg。
約1ヶ月前に好調だったバルサがまさかの大敗(ピッチとレフェリーが原因の8割だったと思いたい)。
宜しければこちらをご覧ください

しかし、リーが前半でのアトレティコ戦では先制されるが自慢の攻撃陣で逆転しました。
その時の記事はこちらです。

アトレティコもバルサとのコパデルレイでの対戦後はジェットコースターのような試合が続いており調子が良いのか悪いのかわからないチーム。シメオネ率いるアトレティコは守ることに関しては毎年リーガでトップを争うチーム。複数得点が取りにくいのは十分承知。1点取られれば6点取らなければならないとほぼミッションインポッシブルとなってしまうが、2016-2017シーズンのCLベスト16 2nd legのPSG戦のような試合展開を期待したい。
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!


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