コパ・デル・レイ1st leg敗戦に続き、リーガではジローナに敗れ今季初の2連敗を喫しているバルセロナ。重たい空気を払拭すべく、今夜は聖地カンプノウにレバンテを迎える。
ホームでは過去一度も敗戦も引き分けもない相手だけに、ここで流れを断ち切りたいところだ。直近5試合では9得点8失点と、3勝2敗ながら失点の多さは相変わらず。爆発的な得点力に支えられているのは強みである一方、改善の余地がある部分でもある。ここ2試合はピッチ環境やレフェリーの判定に不満が残る展開もあったが、それ以上に試合中の修正力が十分とは言えず、苦しい内容が続いているのも事実だ。
本日のスタメンで注目はマルク・ベルナル。将来的にバルセロナのピボーテを背負う可能性を秘めた存在であり、ブスケツのようにポジションを確立してほしい逸材だ。やはりピボーテは1枚で、インテリオールを2枚並べる形の方が前線へのプレッシャー強化やボール保持の安定につながるのではないかと期待したい。
欠場者はガビとクリステンセン。一方でペドリとラッシュフォードがベンチ入りできたのは朗報だ。そして昨日、マドリーがオサスナに敗れたことで、今日勝てば首位奪還のチャンスが巡ってきた。だからこそ、この一戦は落とせない。

先制・勝利・首位奪還
ラ・リーガ第25節
2026年2月22日(日)16:15(現地時間) @聖地カンプノウ
観客:44,900人
主審:ハビエル・ロハス
| FC Barcelona | レバンテ |
| 3 | 0 |
| ⚽️得点者⚽️ | |
| ⚽️マルクベルナル(4分) | |
| ⚽️フレンキー・デヨング(32分) | |
| ⚽️フェルミンロペス(81分) | |
| 🟨警告者🟥 | |
| 🟨ジェラールマルティン(45+3分) | 🟨カレーム・トゥンデ(20分) |
| 🟨マルクベルナル(59分) | |
スターティングメンバー
| FCバルセロナ | レバンテ | ||
|---|---|---|---|
| ポジション | 選手名 | ポジション | 選手名 |
| GK | ジョアンガルシア | GK | マシュー・ライアン |
| RSB | クンデ | RSB | ジェレミー・トルヤン |
| RCB | エリックガルシア | RCB | アドリアン・デラフェンテ(C) |
| LCB | ジェラールマルティン | LCB | アラン・マトゥロ |
| LSB | カンセロ | LSB | マヌ・サンチェス |
| MF | デ・ヨング(C) | MF | オリオール・レイ |
| MF | マルクベルナル | MF | ホンアンデル・オラサガスティ |
| MF | ダニオルモ | MF | カルロス・アルバレス |
| WG | ヤマル | FW | ビクトル・ガルシア |
| WG | ラフィーニャ | FW | カレーム・トゥンデ |
| CF | レヴァンドフスキ | FW | イバン・ロメロ |
| 交代選手 | |
| マルクベルナル ↔︎ ペドリ(66分) | ビクトル・ガルシア ↔︎ パコ・コルテス(46分) |
| レヴァンドフスキ ↔︎ フェラントーレス(66分) | カレーム・トゥンデ ↔︎ エタ・エヨング(70分) |
| ダニオルモ ↔︎ フェルミンロペス(66分) | イバン・ロメロ ↔︎ タイ・アベド(70分) |
| ヤマル ↔︎ バルドグジ(88分) | カルロス・アルバレス ↔︎ イケル・ロサーダ(84分) |
| ジェラールマルティン ↔︎ アラウホ(88分) | ジェレミー・トルヤン ↔︎ ナチョ・ペレス(89分) |


試合レビュー
前半まとめ:ベルナルとカンセロの躍動
レバンテのキックオフで幕を開けたが、開始わずか20秒でいきなりDFラインの裏を取られシュートを浴びる波乱の立ち上がりとなる。それでも正面へのシュートだったことが幸いし、守護神が弾きながらもセーブして難を逃れた。守るレバンテは5-4-1でしっかりとブロックを形成。
バルセロナは2分、左サイドのカンセロが深い位置までドリブルで侵入しクロスを供給、ファーに飛び込んだクンデが右足で合わせるも枠外へ。
すると4分、右CKからパスで左へ展開し、エリック・ガルシアのグラウンダーのクロスにマルク・ベルナルが右足で合わせて先制1-0。ベルナルは今季2点目となり、今シーズンでは珍しい早い時間帯での先制点にスタジアムも沸く。

8分にはGKへのバックパスをラフィーニャが奪いそのままシュートを放つもGKがセーブ、こぼれ球をレヴァンドフスキが叩きつけるが枠を捉えきれない。15分にはレバンテのカウンターからオラサガスティにシュートを打たれるが、ここも守護神がしっかり対応。前半15分までのバルセロナは特に左サイドのカンセロが躍動し、攻撃時は高い位置をキープして違いを作る。
27分には再びカンセロのクロスからレヴァンドフスキが合わせるもポスト直撃。これで今季ポストに当てた回数は25回となり、ヨーロッパ4大リーグ最多というデータ通りの展開に。
32分にはまたも左サイドのカンセロがアーリークロスを送り、フレンキー・デ・ヨングが右足で押し込み2-0。今季8ゴール目を記録し、カンセロはこの試合すでに2アシストと絶好調。この場面では裏に4人が同時に走り込んでおり、その中で見事に当たりを引いたのがフレンキーだった。
アディショナルタイムは3分、45+3分にロングボールへの対応でジェラール・マルティンが相手を倒しイエローカード。今季5枚目となり次節ビジャレアル戦は出場停止となる。そのまま前半は2-0で終了し、バルセロナが主導権を握ったまま折り返した。
後半まとめ:ローテーションもバッチリ復調か
後半は、バルセロナがメンバー交代なしで再開。
立ち上がりから引き続き高いポゼッションを維持し、敵陣で押し込む時間帯が続く展開となった。こうなると理想は早めの3点目で試合を決め、余裕を持って交代策に移りたいところ。
58分、自陣からの鮮やかなカウンターでヤマル→レヴァンドフスキ→ダニ・オルモと繋ぎシュートまで持ち込むも、やや力なくGK正面。64分にはエリア内でラフィーニャがレヴィとのパス交換から左足を振り抜くが枠外。DFを背負っていたとはいえ、枠内に飛ばしてほしい場面だった。
66分にはダニ・オルモ、マルク・ベルナル、レヴァンドフスキに代えてフェルミン・ロペス、ペドリ、フェラン・トーレスを投入しポジションはそのまま維持。後半序盤は前半ほどカンセロ起点の攻撃が目立たず、その分途中出場のペドリにボールが集まりテンポを整える役割を担った印象だ。
81分、右CKの流れからフェルミン・ロペスが左足でミドルシュートを放つと、ボールはポストに当たりながらネットを揺らし3-0。途中出場ながら存在感を示す一撃となった。

88分にはヤマルとジェラール・マルティンに代えてバルドグジとアラウホを投入し、アラウホがRCBへ入りエリック・ガルシアがLSBへスライド。89分にはバルドグジが右サイド深くまで持ち込みクロスを供給、ラフィーニャのヘディングはGKがファインセーブし、こぼれ球をフェルミンが狙うも再びGKに阻まれる。
アディショナルタイムは3分、大きな波乱はなくそのまま試合終了。ポゼッション73%、シュート22本、パス成功727本と数字でも圧倒し、内容・結果ともに申し分ないパフォーマンスで3-0の完勝。まさにパーフェクトゲームと呼べる一戦だった。
試合まとめ:完勝そして復活の兆し
まさに完勝だった。内容・結果ともに申し分なく、毎試合このパフォーマンスを見せてくれれば何も言うことはないだろう。やはり1週間の休息があったことは大きく、コンディション面の回復がそのままプレー強度と集中力に直結していたように感じる。さらに怪我人が戻ってきていることで、ここからもう一段ギアを上げていける土台も整いつつある。もし3月後半から4月後半の重要局面で連敗していたら、全てのタイトルを失いかねなかった。そう考えると、この2連敗が“今”だったことは不幸中の幸いとも言える。
この試合で特に印象的だったのはカンセロとベルナルだ。カンセロはドリブル突破で違いを生み続け、攻撃に厚みをもたらした。守備面にはまだ不安が残るものの、あれだけの仕掛けができるのであれば今後は後半の切り札としての起用価値も十分にある。一方のベルナルも試合にしっかりフィットしていた。欲を言えば、ブスケツのようなワンタッチパスやキックフェイントを自然に織り交ぜられるようになれば、チームの軸としてさらに完成度が高まるはずだ。ヤマルはドリブル突破こそ光っていたが、キックの精度はやや物足りない。とはいえ年齢を考えれば伸びしろは十分で、課題が明確なのはむしろポジティブ材料でもある。
これから1ヶ月ほどの間に前線の選手たちがゴール感覚を取り戻せれば、シーズン終盤までタイトル争いを続けられると信じている。今日の完勝は、その再出発にふさわしい内容だった。
次節26節:VS ビジャレアル in 聖地カンプノウ
来週土曜日に対戦するビジャレアルは現在リーガ3位。来季チャンピオンズリーグ出場圏内に位置する実力派であり、決して油断できない相手だ。首位バルセロナとは勝点で10以上離れているため、仮に敗れたとしても直接順位が入れ替わるわけではない。しかし、せっかく奪い返した首位の座を盤石なものにするためにも、今日のような内容と結果を伴った試合を継続したいところだ。前半戦のビジャレアル戦については、下記の記事をご覧いただきたい。

とにかく、今日で悪い流れを完全に断ち切り、このまま優勝へ向けて力強く前進していくことを期待したい。
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!


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