今シーズン9月19日、チャンピオンズリーグ初戦で対戦したニューキャッスルとの再戦の舞台は、再びセント・ジェームズ・パーク。プレミアリーグの中で絶対的な強豪とは言えないものの、前回の対戦ではラッシュフォードの活躍によって2-1で勝利したものの、内容としては非常に厳しい試合だったことが記憶に新しい。
本日のスタメンは、ジョアン・ガルシア、アラウホ、クバルシ、ジェラール・マルティン、カンセロ、ペドリ、ベルナル、フェルミン・ロペス、ヤマル、ラフィーニャ、レヴァンドフスキという11人。ついにアラウホの先発起用が実現した。過去のCL・PSG戦での一発退場の記憶がよぎる不安はあるものの、今回はそのイメージを払拭する活躍に期待したいところだ。現在のベンチ状況を考えても、フィジカルに優れるニューキャッスル相手にはアラウホの存在は欠かせないだろう。
また、クンデの欠場によりカンセロは左SBでの起用が予想されるが、先日のアトレティコ戦のように右サイドに回る場面があれば、ヤマルとのコンビネーションには大きな期待がかかる。現在の故障者はガビ、クリステンセン、フレンキー、クンデ、バルデと少なくなく、決して万全の状態ではない。
そして今日の注目選手は、前回の対戦で2ゴールを決めた“ニューキャッスルキラー”ラッシュフォード。今回はラフィーニャがスタメンだが、後半どこかのタイミングで投入される可能性が高く、その瞬間が試合の流れを変えるきっかけになるかもしれない。

アラウホの失点再び、最後はヤマルが…
チャンピオンズリーグ ベスト16 1st leg
2026年3月10日(火)20:00(現地時間) @セントジェームズ・パーク
観客:52,084人
主審:マルコ・グイダ
| FC Barcelona | ニューキャッスル |
| 1 | 1 |
| ⚽️得点者⚽️ | |
| ⚽️ヤマル(90+5分) | ⚽️ハーベイ・バーンズ(86分) |
| 🟨警告者🟥 | |
| 🟨カンセロ(68分) | 🟨サンドロ・トナリ(34分) |
| 🟨ウィロック(90+3分) | |
スターティングメンバー
| FCバルセロナ | ニューキャッスル | ||
|---|---|---|---|
| ポジション | 選手名 | ポジション | 選手名 |
| GK | ジョアンガルシア | GK | アーロン・ライムズデール |
| RSB | アラウホ(C) | RSB | キーラン・トリッピア(C) |
| CB | クバルシ | CB | マリック・ティアウ |
| CB | ジェラールマルティン | CB | ダン・バーン |
| LSB | ジョアンカンセロ | LSB | ルイス・ホール |
| MF | ペドリ | MF | ジェイコブ・ラムジー |
| MF | マルクベルナル | MF | サンドロ・トナリ |
| MF | フェルミン・ロペス | MF | ジョエリントン |
| WG | ヤマル | FW | アントニー・エランガ |
| WG | ラフィーニャ | FW | ハーベイ・バーンズ |
| CF | レヴァンドフスキ | FW | ウィリアム・オスラ |
| 交代選手 | |
| ペドリ ↔︎ ダニオルモ(70分) | ウィリアム・オスラ ↔︎ アンソニー・ゴードン(67分) |
| レヴァンドフスキ ↔︎ ラッシュフォード(70分) | キーラン・トリッピア ↔︎ バレンチノ・リブラメント(67分) |
| マルクベルナル ↔︎ マルクカサド(73分) | アントニー・エランガ ↔︎ ジェイコブ・マーフィー(67分) |
| フェルミン・ロペス ↔︎ フェラントーレス(87分) | ハーベイ・バーンズ ↔︎ ジョゼフ・ウィロック(90分) |
| アラウホ ↔︎ シャビ・エスパルト(87分) | ↔︎ (分) |


試合レビュー
前半まとめ:チャンスは数えるほどしか…
バルセロナのキックオフでスタート。
立ち上がりからホームの大声援を受けたニューキャッスルが積極的に前へ出てくる展開となり、前回対戦同様に序盤から強度の高いプレッシャーを仕掛けてくる。CKを得るとフィジカルを活かしたハイボールを多用し、バルサのゴール前へ圧力をかけ続ける形。バルセロナとしてはボール保持から試合を落ち着かせたいが、体をぶつけてくる守備や細かいファウル気味のプレーでリズムを作れない。ニューキャッスルは特に左サイド、つまりバルサの右サイドを重点的に攻め、右SBの裏を狙う明確なプランで揺さぶりをかけてくる。
一方で守備時のニューキャッスルは4-5-1のコンパクトなブロックを形成し、中央への侵入は難しい状況。こうした相手だからこそ、バルサにはワンタッチでテンポ良く繋ぐパスワークが求められる。
最初のチャンスはヤマルが右サイドからエリア内へ侵入し右足でシュートを放った場面。枠は捉えられなかったものの、利き足ではない右足から放たれた強烈な一撃には、先週末のビルバオ戦のようなゴールを期待させる迫力があった。
36分にはトリッピアが足を滑らせたところをラフィーニャが見逃さずボールを奪取し、中央のフェルミン・ロペスへラストパス。左足で振り抜いたシュートはGK正面となり先制とはならない。
アディショナルタイムは1分。ニューキャッスルは左CKを2本獲得するが、バルセロナ守備陣が落ち着いて対応し失点を許さず。スコアは動かず0-0のまま前半を折り返した。
後半まとめ:良いところはなかったが…
後半はバルセロナが選手交代なしでスタート。前半とは打って変わり、ニューキャッスルのプレッシングがやや緩んだことで、バルサは比較的ゆっくりとボールを持つ時間が増える。しかし前半のデータを見てもパス本数は相手を上回りながらも圧倒的とは言えず、リズム良く回せていないことがはっきりしている。序盤は相手の圧力を避けるためロングボールも多く、後半立ち上がりの10分ほどは両チームとも敵陣へ侵入するというより自陣でボールを保持しながら様子をうかがう展開となった。
58分、フェルミン・ロペスが自陣でボールを奪うと浮き球で1人をかわし、そのままドリブルで前進。4対3の好機を作るも、最後はシュートまで持ち込むことができない。66分には左サイドのカンセロからのロングボールにラフィーニャが抜け出し中央のレヴァンドフスキへ。スライディングしながらのシュートは惜しくも枠外となり、ポストプレーなど汚れ役に徹していたレヴィにとってこの試合最初のシュートはゴールとはならなかった。
70分、レヴァンドフスキとペドリを下げてラッシュフォードとダニ・オルモを投入。オルモはピボーテに入り、ラッシュフォードが左WG、ラフィーニャがワントップへポジション変更。72分にはロングボールを追ったベルナルがそのまま座り込み、右ハムストを押さえて交代。筋肉系トラブルの可能性が高く、そのままカサドが投入される。
75分には左サイドの裏を突かれて右へ展開され、最後はジョエリントンがネットを揺らすがオフサイド判定で救われる。75分から80分にかけてはニューキャッスルの猛攻を受け、バルサは耐える時間帯が続く。やはりペドリとフレンキーが不在なのは大きく、さらに後半はヤマルがボールを持つ機会が極端に少ない。右SBがアラウホという配置では攻撃のサポートが少なく、孤立する場面が目立った。
そして86分、右サイドからマーフィーがクロスを上げると最後はバーンズが合わせて失点し0-1。この場面は直前のバルサの攻撃でアラウホがピッチ外に出てしまい、一時的に10人の状態だったことが影響。右SBの位置にはラフィーニャが入っていたがアラウホが戻らず、結果として本来マークするはずだったバーンズがエリア内でフリーになってしまった。
87分にはフェルミン・ロペスとアラウホを下げ、フェラン・トーレスとシャビ・エスパルトを投入。フェランがワントップに入りラフィーニャはトップ下へ。エスパルトは右SBに入り、この試合がトップチームデビューでいきなりCL出場となった。
アディショナルタイムは4分。試合はこのまま終わるかと思われた90+4分、ラフィーニャから縦パスを受けたダニ・オルモがドリブルで侵入しエリア内で倒されPK獲得。キッカーはヤマル。先日の試合でPKを外していることもあり、スタンドからはラフィーニャを望む声もあったが、エースは迷わなかった。落ち着いてゴール左隅へ流し込み同点ゴール。1-1。ヤマルは今シーズンCL4ゴール目を記録し、土壇場でバルセロナを救った。
試合まとめ:負け試合もなんとか…
今回の試合は、分かってはいたものの想像以上に厳しい内容となった。スタメンでは両サイドバックに加えピボーテも1人欠場しており、チーム全体として攻撃の厚みを作ることができず、ボールの循環もスムーズとは言えなかった。
特に右サイドではヤマルが孤立する場面が多く見られた。アラウホが右SBとして入っていたことで攻撃面でのサポートが少なく、ヤマルは下がった位置でボールを受ける場面が増え、本来の突破力を活かしにくい展開となってしまった。もしカンセロが右SBに入っていれば攻撃の厚みは増した可能性はあるが、その分裏を突かれるリスクも高く、結果として失点が増えていた可能性もある。逆に攻撃で押し込み切る展開になった可能性もあり、判断は難しいところだ。
正直なところ、試合内容だけを見れば1-3で敗れていてもおかしくない展開だった。それでも最終的なスコアは1-1。現在のチーム状況や負傷者の多さを考えれば、結果としては60点ほどの内容と言えるのではないだろうか。すべては1週間後の2ndレグに託されることになる。そこでどのような戦いを見せてくれるのか、期待したい。
次節28節:VS セビージャ in 聖地カンプノウ
中4日で難敵セビージャをホームに迎える1戦
前半の試合では守備が安定していないことから最終ラインの裏をガンガン突かれてサンドバックとなった試合。
過去の試合はこちら

2位マドリーとの勝ち点差は4あるが負けて勝ち点を1にする必要はないのでしっかり勝ちにいきたい試合。しかし、戦力は厳しく休ませたい選手がたくさんいる。
そんな状況だからこそ個の力で高いするかフリックマジックに期待したいところ!!
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!


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