いよいよ2025-26シーズンのラ・リーガが開幕します。初戦の相手は、昨季2戦2勝と相性の良いマジョルカ。過去5シーズンでも引き分けを除き全勝というデータが示す通り、バルサにとっては勝ち点3が期待されるカードです。しかし、マジョルカは高さのある2トップや新戦力の加入で攻撃力を強化しており、簡単な試合にはならないでしょう。ディフェンディングチャンピオンとして迎えるフリック体制2年目、内容と結果の両立が求められる大事な開幕戦が始まります。
H2:試合概要
- キックオフ時間:2025年8月16日(土)17:30 UTC(現地時間)
2025年8月17日(日)午前2:30(日本時間) - 会 場:エスタディ・マヨルカ・ソン・モイ(アウェー)
- 大会名:ラ・リーガ開幕戦
- 放送・配信情報:(DAZN/U-NEXT)
H2:対戦相手の現状と直近の成績
2024-25シーズン、マジョルカはラ・リーガ10位でフィニッシュ。38試合で13勝9分16敗、得点35・失点44と堅実な守備を軸に中位を確保した。シーズン途中の1か月無敗やホームの強さで立て直し、改修されたソン・モイには過去40年で最多のシーズン券販売を記録。欧州カップ圏内には届かなかったものの、新シーズンは勢いを持って臨む。
しかし、我らがバルサとの相性は数字がはっきり示しています。通算成績は27勝3分2敗と、圧倒的な優位。昨シーズンも1-5(アウェイ)、**1-0(ホーム)**と2戦2勝で終えています。
もちろん油断は禁物ですが、この数字を見れば、開幕戦からしっかり勝ち点3を奪い、シーズンの流れを掴みたいところ。しかも、ディフェンディングチャンピオンとして迎えるフリック体制2年目は、相手から徹底的に研究される立場でもあります。だからこそ、内容と結果の両方を兼ね備えた試合が求められる、大事な一戦になるでしょう。
H2:注目選手と要警戒ポイント
攻撃のキーマン
マジョルカの攻撃陣は、カイル・ラリン(Cyle Larin)とヴェダト・ムリキ(Vedat Muriqi)の強力2トップが中心。ともにリーグ戦で複数得点を挙げており、ゴール前での高さとフィジカルの強さはリーグ屈指です。特にクロスやセットプレーでの空中戦では要注意。さらに、中盤にはダニ・ロドリゲス(Dani Rodríguez)とセルジ・ダルデル(Sergi Darder)が控え、精度の高いパスとチャンスメイクで前線を支えます。この4人の連携から生まれる攻撃パターンは、守備陣にとって大きな脅威となります。
守備の要
守備面では、サム・コスタ(Samú Costa)が中盤の潰し役として機能し、相手の攻撃を未然に防ぎます。豊富な運動量と的確なポジショニングで、相手のパスコースを断つ能力に優れています。最終ラインではキャプテンのアントニオ・ライージョ(Antonio Raíllo)が統率力を発揮し、経験値と空中戦の強さでゴール前の要塞となっています。
新加入選手
今シーズンは即戦力となる選手を複数補強。日本代表FWの浅野拓磨(ボーフムから加入)はスピードと裏への飛び出しで相手守備を切り裂く存在。パブロ・トーレ(FCバルセロナから加入)は若き才能溢れるMFで、テクニックと創造性が武器です。左サイドを主戦場とするホアン・モヒカ(オサスナから加入)は攻守両面で貢献できるダイナミックなSB。さらに、マテウ・モレイ(ドルトムントから加入)は右サイドの守備を引き締める堅実なDFで、戦術理解度の高さも光ります。これらの新戦力が既存戦力と融合すれば、マジョルカの戦力は一段と厚みを増します。
H2:バルサとの過去対戦成績
シーズン | 開催場所 | 対戦結果 | スコア |
---|---|---|---|
2024-25 | アウェー | 5‑1 勝利 | マジョルカ 1‑5 バルセロナ |
2024-25 | ホーム | 1-0 勝利 | バルセロナ 1-0 マジョルカ |
2023-24 | アウェー | 2-2 引き分け | マジョルカ 2-2 バルセロナ |
2023-24 | ホーム | 1-0 勝利 | バルセロナ 1-0 マジョルカ |
2022-23 | ホーム | 3-0 勝利 | バルセロナ 3-0 マジョルカ |
2022-23 | アウェー | 1-0 勝利 | マジョルカ 0-1 バルセロナ |
2021-22 | ホーム | 2-1 勝利 | バルセロナ 2-1 マジョルカ |
2021-22 | アウェー | 1-0 勝利 | マジョルカ 0-1 バルセロナ |
2019-20* | アウェー | 4-0 勝利 | マジョルカ 0-4 バルセロナ |
傾向とポイント
バルセロナは近年、マジョルカとの対戦で圧倒的な強さを見せています。直近5シーズンでは引き分けを除き5戦全勝と、ホーム・アウェーを問わず安定して勝ち切る試合運びが目立ちます。特に2024-25シーズンのアウェー戦では5-1と大量得点で圧勝し、攻撃面での優位性を改めて証明しました。一方で守備面も安定しており、ほとんどの試合で失点は1点以内。ホームではクリーンシートも多く記録しています。例外は2023-24シーズンのアウェー戦で、2-2の引き分けに終わった一戦のみであり、それ以外はすべて勝利というほぼ完璧な戦績を築いています。
H2:この試合の見どころ
今回の開幕戦で注目したいポイントのひとつが、フリック体制2年目のスタートダッシュです。昨季終盤から浸透してきたフリック監督の戦術が、プレシーズンを経てどこまで完成度を高めているのかが焦点となります。特に、プレッシングの連動性や縦への速い攻撃は、開幕戦の結果に直結する重要な要素となるでしょう。
さらに、新戦力の即戦力ぶりも見逃せません。マジョルカには浅野拓磨やパブロ・トーレといった新加入選手が加わっており、いきなりスタメンでバルサに挑んでくる可能性もあります。一方のバルサも、若手や新加入選手の起用に注目が集まります。
過去のデータからも、対戦成績による心理的優位は明らかです。直近5シーズンでバルサはマジョルカ相手に圧倒的な結果を残しており、特にホームでは堅守速攻が機能し、失点も最小限に抑えています。この相性の良さを活かし、開幕戦から確実に勝ち点3を取りたいところです。
個別の対決では、**注目カード「ヤマル vs モヒカ」**が見どころのひとつ。バルサの右サイドを担うラミン・ヤマルの突破力と、マジョルカ新加入の左SBホアン・モヒカの守備力がぶつかるこのマッチアップは、試合の流れを大きく左右する可能性があります。
最後に、セットプレー対策も重要です。マジョルカはムリキとラリンという高さのある2トップを擁し、CKやFKからの得点力に定評があります。開幕戦の緊張感の中で、バルサ守備陣がどこまで集中して対応できるかが、勝敗のカギを握るでしょう。
H2:まとめ
2025-26シーズンの開幕戦となるマジョルカ戦は、バルセロナにとって重要なスタートの一戦です。昨季はアウェーで5-1、ホームで1-0と2戦2勝を収め、過去5シーズンでも引き分けを除き全勝という圧倒的な相性の良さを誇ります。しかし、マジョルカは堅実な守備と高さのある2トップ、そして今季加わった浅野拓磨やパブロ・トーレらの新戦力で攻撃の厚みを増しており、油断は禁物です。
フリック監督2年目となる今季は、プレッシングの連動性や縦への速い攻撃といった戦術がどこまで成熟しているかが試されます。また、ラミン・ヤマルと新加入ホアン・モヒカのサイド攻防や、セットプレーでの攻防など、試合を左右するポイントも多く存在します。
ディフェンディングチャンピオンとして迎えるシーズン初戦、内容と結果の両立が求められるこの一戦で勝利を収め、勢いそのままにシーズンを走り出したいところです。
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!
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