今節はバルセロナにとってカンプノウでの年内最終戦。対するオサスナは昨シーズン、フリック監督が初めて黒星を喫した相手でもあり、きっちりと借りを返したい一戦だ。スタンドにはイニエスタが息子とともに観戦に訪れ、スタジアム全体が特別な空気に包まれている。
注目は、ペドリが23歳18日でリーガ通算150試合出場を達成。この記録はあのメッシを132日も上回る史上最年少での達成であり、バルセロナにとっても、そしてサッカー界全体にとっても歴史的快挙となった。
バルサは現在今季初の6連勝中、カンプノウでは4戦4勝の無敗記録を継続中。クラシコ(10節ベルナベウ戦)以来、リーガでは負けなしで勝ち点40に到達しており、勢いは十分だ。
スタメンでは、直近と変わらずエリック・ガルシアがフレンキーに代わりボランチに定着。前線は左WGにラッシュフォード、トップ下にラフィーニャ、右WGにヤマル、1トップにフェラントーレスが構成し、CLで2得点を挙げたクンデの活躍にも注目が集まる。
一方、オサスナはリーガ屈指の堅守を武器とし、特に前半の失点が少ない。バルサとしては前半15分までの失点に注意したいところ。ただ、現在リーガ36試合連続ゴール中の攻撃陣に期待がかかる。
胃腸炎のシュチェシュニー、負傷中のガビ(半月板損傷)、ダニ・オルモ(左肩脱臼)は招集外。ベンチ入りのテア・シュテーゲンはW杯に向け出場機会を狙うも、フリックの信頼はジョアン・ガルシアに厚く、今後はカップ戦中心の出場となる可能性も…
なんとも贅沢なチーム事情だ。
注目の一戦、記録づくしの今節を勝利で締めくくれるか。バルセロナの試合運びと、オサスナ守備陣との攻防に注目だ。

先制・追加点・快勝!!
ラ・リーガ第16節
2025年12月13日(土)18:30(現地時間) @聖地カンプノウ
観客:42,058人
主審:アドリアン・ベガ
| FC Barcelona | オサスナ |
| 2 | 0 |
| ⚽️得点者⚽️ | |
| ⚽️ラフィーニャ(70分) | |
| ⚽️ラフィーニャ(86分) | |
| 🟨警告者🟥 | |
| 🟨アベル・ブレトーレス(35分) | |
| 🟨イケル・ムニョス(59分) | |
| 🟨ジョン・モンテカヨラ(67分) | |
スターティングメンバー
| FCバルセロナ | オサスナ | ||
|---|---|---|---|
| ポジション | 選手名 | ポジション | 選手名 |
| GK | ジョアンガルシア | GK | セルヒオ・エレラ |
| RSB | クンデ | RWB | イニゴ・アルギビデ |
| CB | クバルシ | CB | フランビアンエンゾ・ボヨモ |
| CB | ジェラールマルティン | CB | アレハンドロ・カテナ |
| LSB | バルデ | CB | ホルヘ・エランド |
| MF | エリックガルシア | LWB | アベル・ブレトーレス |
| MF | ペドリ | MF | ジョン・モンテカヨラ |
| MF | ラフィーニャ(C) | MF | ルーカス・トロ |
| WG | ヤマル | FW | アイマル・オロス |
| WG | ラッシュフォード | FW | ビクトル・ムニョス |
| CF | フェラントーレス | FW | アンテ・ブティミル |
| 交代選手 | |
| ラッシュフォード ↔︎ フレンキーデ・ヨング(74分) | ルーカス・トロ ↔︎ イケル・ムニョス(46分) |
| クバルシ ↔︎ フェルミンロペス(74分) | ビクトル・ムニョス ↔︎ ジェラルド・ベッカー(65分) |
| バルデ ↔︎ クリステンセン(88分) | アイマル・オロス ↔︎ ルーベン・ガルシア(65分) |
| ラフィーニャ ↔︎ バルドグジ(88分) | アンテ・ブティミル ↔︎ ラウル・ガルシア(65分) |
| ペドリ ↔︎ マルクカサド(88分) | イニゴ・アルギビデ ↔︎ バランタン・ロジェ(70分) |


試合レビュー
前半まとめ:押し込んだ前半、決定打は出ず
オサスナのキックオフで試合は始まった。絶対に勝ちたいバルサファンの想いがスタンドに溢れる中、前半はバルセロナが完全に主導権を握る展開となった。
先日のCLのフランクフルト戦といいカンプノウで白いユニフォームのチームに負けたくないと本当に思ってしまいます。笑
試合序盤からバルサの高い位置でのプレッシングが効き、オサスナは自陣からなかなか抜け出せず。攻撃は左サイドのラッシュフォード、右のヤマルのドリブル突破を軸に展開。ラフィーニャの動き出しも見られたが、ボールへの関与は少なめだった。バルサは“魔の時間”とされる15分までを失点なく乗り切る。
オサスナは守備時に5-4-1のブロックを形成し、カウンターのチャンスを虎視眈々と狙う。18分、その狙いが的中。右サイドを駆け上がった選手からクロスが入り、フィニッシュまで持ち込むも、バルサの守護神ジョアン・ガルシアが正面でセーブ。ピンチを未然に防ぐ。
その直後、19分にペドリがペナルティエリア外からミドルシュートで攻撃のスイッチを入れると、バルサは一気に攻勢を強める。エリック・ガルシア、ヤマルが立て続けにシュートを放ち、スタジアムのボルテージは最高潮に。
そして迎えた23分、右サイドのショートコーナーからヤマル→ラフィーニャ→ラッシュフォード→フェラントーレスと美しい連携でネットを揺らすも、なんとVARの結果、ショートコーナーでのオフサイド判定でゴールは取り消しに。判定には観客からも驚きの声が上がった。
その後もバルサは攻め続け、39分にはヤマルの華麗なキックフェイントからの突破によりフェラントーレスのオーバーヘッドキックが炸裂。惜しくも枠を外れたが、得点王フェランらしいアグレッシブなプレーにスタジアムは沸いた。
前半のスタッツは以下の通り:
ボールポゼッション:バルセロナ 81% / オサスナ19%
シュート数:バルセロナ 13本(枠内3本) / オサスナ2本(枠内2本)
パス成功数:バルセロナ357本(成功率91%)/ オサスナ50本(成功率53%)
バルセロナが完全に試合を支配しながらも、得点には至らず。前半無得点は、第6節のオビエド戦以来となった。
後半まとめ:アニキが決める!チームは37試合連続得点で記録に並ぶ
後半はバルセロナの交代なしで再開。展開は前半同様、ボールを支配するバルサと、カウンターを狙うオサスナという構図が続く。
ビクトル・ムニョスが攻撃の起点となるオサスナだが、堅い守備ブロックは前半同様健在で、バルサもなかなかゴール前を崩しきれない。ワンタッチでの崩しが期待される中、攻撃の主軸はラッシュフォードの個人技。フェラントーレスは後半やや存在感を失っており、レヴィとの交代が思い浮かんでしまう
そんな均衡を破ったのは、やはり“アニキ”ラフィーニャだった。70分、ペドリの中央突破からパスを受けたラフィーニャが左足一閃。ボールはゴール右隅に突き刺さり、バルサが待望の先制点を挙げる。
これでバルセロナはリーガ37試合連続得点というクラブ最多タイ記録に並ぶ。この記録、前回はメッシが在籍していたバルベルデ政権時代のもの。まさに歴史に並ぶ一撃となった。
失点したオサスナは前線からのプレッシングを強化し、試合はオープンな展開に。
74分、バルサは戦術的な交代を実施。ラッシュフォードとクバルシに代えて、フレンキー・デ・ヨングとフェルミン・ロペスを投入。
エリック・ガルシアがCBに、フレンキーがペドリとダブルボランチ、フェルミンはトップ下、ラフィーニャが左WGにポジションを移す。
85分には右サイドのヤマルからオーバーラップしたクンデがクロス。DFに当たりコースが変わったボールをラフィーニャが左足でダイレクトに押し込み、試合を決定づける追加点(2-0)。この日2得点目を挙げたアニキは、トップ下でもウイングでも結果を出す圧巻の活躍を見せた。
88分にはさらなる交代でペドリ、バルデ、ラフィーニャを下げ、マルク・カサド、クリステンセン、バルドグジを投入。ポジションはクリステンセンがCB、ジェラール・マルティンが左SB、バルドグジが左WG、カサドがボランチへ。
試合はそのまま終了し、バルセロナが2−0で勝利。リーグ戦では3試合ぶりのクリーンシート、そして歴史的記録にも並ぶ内容の濃い一戦となった。
後半のスタッツは以下の通り:
ボールポゼッション:バルセロナ 79% / オサスナ21%
シュート数:バルセロナ 11本(枠内4本) / オサスナ1本(枠内0本)
パス成功数:バルセロナ314本(成功率91%)/ オサスナ59本(成功率66%)
試合まとめ:記録にも記憶にも残る2-0完勝、37試合連続得点でクラブ記録に並ぶ!
バルセロナはカンプ・ノウでのオサスナ戦に2−0で完勝。久しぶりのクリーンシート(無失点)を達成し、攻守において安定感を示した。前半から試合を完全に支配し、オサスナを自陣に押し込む展開。70%のポゼッション、8本のシュート(前半)などデータでも明らかなように、内容は申し分なかった。
それでも、「ドン引き」ブロックを崩す難しさは健在。ショートコーナーからの幻のゴール(フェラントーレス)や、ヤマルの鋭いドリブルから生まれた惜しいチャンスもありながら、前半は無得点。だが、後半に入ってついに均衡が破られる。
ラフィーニャが2得点。ペドリの突破からの流れで冷静にゴール左隅に決めた一撃で先制。さらにヤマル&クンデの右サイド連携からのこぼれ球を左足で押し込み、勝負を決定づけた。トップ下でも左ウイングでも結果を出す“アニキ”の勝負強さが際立った。
守備ではジョアン・ガルシアを中心に集中を切らさず、久々のクリーンシートを記録。最近は「先制されないと勝てない」と思っていた方も、今節の試合には安堵した。
ヤマルは懸念されていた恥骨炎の影響も見られず、持ち味のドリブルに再びキレが戻ってきた印象。ただ、そろそろ彼の“巻いた一撃”でのゴールも見たいところ。
また、この試合はペドリのリーガ通算150試合記念でもあり、その節目にふさわしい勝利となった。
これでリーガ37試合連続得点というクラブ最多タイ記録に並び、次節には記録更新が懸かる。年内最後のカンプノウでの試合も見事に勝利し無敗を継続。リーガも7連勝、内容も結果も満足の今節、バルセロニスタにとっては今週も気持ちよく過ごせる週末になりそうだ。
ボールポゼッション:バルセロナ 80% / オサスナ20%
シュート数:バルセロナ 24本(枠内7本) / オサスナ3本(枠内2本)
パス成功数:バルセロナ671本(成功率91%)/ オサスナ109本(成功率59%)
次節17節:VSビジャレアル(現地時間:21日16時15分)
16日の国王杯グアダラハラ戦を挟み、バルセロナはリーガ第18節でビジャレアルとのアウェー戦に臨む。
「黄色い潜水艦」の異名で知られるビジャレアルは今季好調で、現在11勝2敗2分 勝ち点35で3位。リーガ最少失点の13を誇る堅守のチームだ。
チーム得点王はアルベルト・モレイロだが、全体的にバランス良く得点を奪っており、侮れない相手。なお、CLでは思うような結果が出ていないが、国内リーグでは安定感を発揮している。
とはいえ、今のバルサであれば「3-1」で勝利してくれると信じたいところ。おそらく先制されてから本領発揮の逆転劇になるかも?(笑)
注目の一戦は、アウェーでのビジャレアル戦(第17節)。バルサの勢いがどこまで続くか、要注目だ!
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!


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