次節CL3節|オリンピアコス:主力不在で挑む試されるバルサの総力

目次

試合概要

  • キックオフ時間
    2025年10月21日(火)18:45 UTC(現地時間)
    2025年10月22日(水)1:45(日本時間)
  • 会 場
    エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(ホーム)
  • 大会名:チャンピオンズリーグ
  • 放送・配信情報:(WOWOW)

オリンピアコスの現状と直近の成績

ギリシャの名門オリンピアコスは、直近5試合で3勝2敗と勝ち越しており、国内リーグでは勝ち点16で2位につけるなど堅調な戦いを見せている。一方で、チャンピオンズリーグでは1敗1分と苦戦し、グループ29位に低迷。国内と欧州で明暗の分かれる状況だ。指揮を執るのは2024年に就任したホセ・ルイス・メンディリバル監督。かつてエイバルを率いてヨーロッパリーグ制覇を成し遂げた経験を持つ戦術家であり、選手の特性を活かした実直な戦い方を重視する。堅守速攻を軸に、コンパクトな陣形でバランスの取れたサッカーを展開するのが特徴だ。チームはまだ欧州舞台での安定感を欠くものの、国内での強さと指揮官の手腕から、勢いを取り戻す可能性は十分にある。

直近5試合の結果
10月18日: オリンピアコス 2 – 0 ラリッサ(勝利)
10月6日: オリンピアコス 1 – 2 PAOK(負け)
10月2日: オリンピアコス 0 – 2 アーセナル(負け)
9月28日: オリンピアコス 3 – 2 レヴァディアコス(勝利)
9月21日: オリンピアコス 2 – 1 アステラス・トリポリス(勝利)

チームの成績
順 位:29位
成 績:0勝1敗1分
勝ち点:1
得 点:0
失 点:2
得失点差:-2

注目選手と戦術ポイント

フォーメーション

メインの布陣は主に 4-2-3-1 または 4-4-1-1 を採用。守備時には中盤をコンパクトに保ちつつ、攻撃時には中盤の選手が前線へ絡むことでバランスをとっています。実際、相手のゴールキックやビルドアップ時には、前線から速いプレッシャーをかけるスタイルが見られます。

攻撃の特徴と主力選手

オリンピアコスは、攻撃時に縦への速い展開を多用するのが特徴だ。
直接的なパスで相手守備ラインを突破しようとし、サイドからの攻撃も積極的。クロスの供給やワイドな展開からフィニッシュまで持ち込む形が多く見られる。

攻撃陣の中心となるのは、スピードと決定力を兼ね備えた選手たちだ。
エースの アユブ・エル・カービ は、抜群のスピードと鋭いフィニッシュでカウンターアタックの要となる。
攻撃の司令塔である ダニ・ガルシア は、パスセンスと展開力に優れ、攻撃のリズムを作る存在。
そして メフディ・タレミ はポジショニングの巧さと高い得点感覚を活かし、ゴール前で確実に結果を残すストライカーだ。

この3人が連動することで、オリンピアコスは縦に速く、効率的かつ破壊力のある攻撃を仕掛けることができる。

守備の特徴と主力選手

オリンピアコスは守備面で「中盤からのボール奪取」と「組織的ブロック形成」を軸にしている。
守備時にはコンパクトな陣形を維持し、相手にスペースを与えないことで早期の攻撃封鎖を狙う。さらに、相手ゴールキック時などでは前線から高い位置でプレッシャーをかけ、ボールを奪回する積極的な守備も見せる。

センターバックの パナギオティス・レッツォス は空中戦とタックルに強く、最終ラインの要として安定感を発揮。
左サイドバックの フランシスコ・オルテガ はスピードを活かして攻守を両立し、サイドの攻防で存在感を放つ。
同じく左SBの コスタス・ツィミカス は攻撃的なスタイルを持ちながらも守備意識が高く、精度の高いクロスで攻撃の起点にもなる。

このように、オリンピアコスの守備陣はフィジカルと戦術理解を兼ね備え、堅実な守備から素早い攻撃転換を可能にしている。

バルサとの過去対戦成績

対戦成績の詳細
・総対戦数:2試合
・バルセロナの勝利:1試合
・オリンピアコスの勝利:0試合
・引き分け:1試合

開催日ホームスコアアウェイ大会
2017/11/1オリンピアコス0-0バルセロナCL
2017/10/19バルセロナ3-1オリンピアコスCL

試合の見どころ

苦境を乗り越えられるか? 怪我人続出のバルセロナ

バルセロナは現在、主力の負傷離脱という苦しい状況に直面している。
エースのレヴァンドフスキがハムストリングを痛め、フェラン・トーレスも離脱中。攻撃陣の台所事情は厳しいが、直近のリーグ戦ジローナ戦ではアディショナルタイムに劇的勝利を収め、チームの士気は高い。
若手の台頭が期待される中、フリック監督がどのように前線を構築するか、采配と戦術の柔軟性に注目が集まる。

欧州の舞台で意地を見せたいオリンピアコス

ギリシャの名門オリンピアコスは、2024年にUEFAヨーロッパカンファレンスリーグを制覇した実績を持つ。欧州の舞台で経験豊富なクラブだ。
直近のCLではアーセナルに敗れたものの、粘り強い守備と鋭いカウンターで存在感を示した。
今回の一戦では、バルサの攻撃をいかに封じ、限られたチャンスを得点に結びつけるかが鍵となる。メンディリバル監督の老獪な戦術がどこまで通用するかに注目だ。

CLの行方を占う重要な一戦

新フォーマットとなったチャンピオンズリーグでは、各試合の勝ち点がこれまで以上に重要になる。
ホームで確実に3ポイントを取ることは、上位進出に直結する。
一方のオリンピアコスにとっても、アウェイで勝ち点を得られればチームの自信を大きく高める結果となるだろう。
両チームにとって、この一戦は“グループ突破の行方を左右する分岐点”になる。

まとめ

バルサもオリンピアコスも、リーグ戦ではともに2位と上位につけているものの、チャンピオンズリーグでは結果が伴わず、どちらも勝ち点3がどうしても欲しい重要な一戦となる。
バルサにとっては、依然として続く主力の負傷離脱が大きな痛手。さらに5日後には最大の山場──“クラシコ”が控えており、主力を温存しつつ勝利を狙うという難しい舵取りが求められる。
一方で、オリンピアコスも欧州の舞台で結果を残すためには、この試合での勝利が不可欠。互いに譲れない戦いになることは間違いない。

そして、依然としてカンプ・ノウでの試合再開が待たれる中、ファンの関心は自然とその進捗にも向かう。
クラブ公式YouTubeに公開された最新映像では、工事が着実に進んでいる様子が映し出されており、“帰還の日”が少しずつ近づいていることを感じさせる。

次節に向けて、チームの総力と結束が試される一戦だ。

Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!

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