主力負傷で迎える過密日程──CL&クラシコを前に試されるバルサの総力

代表ウィークで主力が次々と負傷離脱。
そして休む間もなく、バルサには地獄の4週間が待ち構えている。
チャンピオンズリーグ2試合、アウェイでのクラシコ、さらに国内戦も連戦。
再建途中のチームにとって、まさに“総力戦”の時期がやってくる。

目次

代表ウィークでの主力離脱が相次ぐ

レヴァンドフスキ

ポーランド代表戦での90分フル出場した後に左太もも裏に違和感を感じ検査の結果の筋繊維断裂を発症したとクラブ側が公式に発表しました。回復の見込みは4〜6週間と見られており、代表ウィーク明けのクラシコやCLは欠場する可能性が高いと様子。

フェラントーレス

クラブ公式は左ハムストリングスに過負荷と診断しスペイン代表を離脱しました。ただ幸い筋肉の痛みであり断裂するなどの構造的な損傷はないため完全離脱扱いでは様子観察の状態。無理をすると悪化する可能性があるため慎重な判断が重要。

ダニオルモ

代表から早く帰還しクラブ公式が左ソレオス筋(ヒラメ筋)の損傷と発表。回復期間は現時点で2〜3週間とのこと。

なぜ前線の選手ばかり故障者が出るのかが不思議すぎる…

代表ウィーク明けの“地獄の4週間”

日付試合会場備考
10/18(土)vs ジローナホームカタルーニャ・ダービー
10/21(水)vs オリンピアコス(CL第3節)ホームギリシャ王者
10/26(日)vs レアル・マドリード(クラシコ)アウェイ伝統の一戦
11/2(水)vs エルチェホームターンオーバー必須
11/5(水)vs ブルージュ(CL第4節)アウェイグループ突破の鍵
11/9(日)vs セルタアウェイ代表ウィーク前の最終戦

総力戦のカギを握るのは“若手と柔軟性”

攻撃陣にケガ人が続出した今、フリック監督が頼れるのは若手の躍動とシステムの柔軟性だ。
現状の前線は、バルドグジ、ペドロ・フェルナンデス、そしてCFにはラッシュフォードを置く形が現実的。彼らを軸にスピードと連動性で崩すしかない。だが、やはり前線の枚数が圧倒的に足りないのが現実だ。

この状況を踏まえれば、クラシコまでは「フォーメーションを変える勇気」も必要だろう。
具体的には、ウイングを使わずにウイングバック(WB)を起用した3-4-2-1など、守備と中盤の安定を優先した布陣が有効だ。
中盤の人数を増やすことでポゼッションを高め、ロングボールや個の力を活かしたシンプルな攻撃へと切り替える。

「バルサらしい華麗なパスワーク」や「ハイプレスによる圧倒」は一時的に封印せざるを得ないが、今は勝ち点を積み上げることが最優先。
チームが苦しいときこそ、“美しさより結果”を取る決断が求められる。

まとめ:ここをどう乗り切るかでシーズンの命運が決まる

正直、FIFAウィークで大事な主力が次々と負傷するのは本当に辛い。
シーズンの流れを考えれば、代表戦での怪我ほど厄介なものはない。
しかし、それは多くの代表選手を抱えるビッグクラブの宿命。
受け入れるしかない現実だ。

そして迎えるのは、バルサファンにとって特別な一戦クラシコ
個人的には、チャンピオンズリーグで負けるよりクラシコで負けるほうが堪える。
正直、クラシコ翌日は気分が沈み、体調まで悪くなることだってある。
それだけ、この試合は“感情の全て”を揺さぶる存在だ。

だからこそ、故障者が多い今こそチャンスと捉えたい。
ベストメンバーではなくても、フリック監督の采配とチーム全体の結束力で乗り切ることができれば、
それは「新しいバルサの始まり」を象徴する試合になるはずだ。

Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!

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