ラ・リーガ第8節、バルセロナはアウェイでセビージャと対戦します。
ラモン・サンチェス・ピスフアンは、これまでも数々の激戦が繰り広げられてきた“鬼門”とも言える場所。リーグ戦の優勝争いを占ううえでも、この一戦は非常に重要な意味を持ちます。
対戦相手のセビージャは、昨季こそ低迷しましたが、今季は新監督マティアス・アルメイダのもと攻撃的なスタイルを取り戻しつつあり、直近5試合で3勝と調子を上げてきています。
アレクシス・サンチェスを筆頭にベテランと若手が融合したチームは、爆発力と老獪さを兼ね備える要注意の相手です。
バルサとしては、ヤマルやラフィーニャらの離脱で攻撃陣に不安を抱える中、セビージャの経験豊富な守備陣をどう攻略するかがカギ。
この一戦は、シーズン序盤の勢いをキープできるかどうかを占う、真価の問われる一戦となりそうです。
試合概要
- キックオフ時間:
2025年10月5日(日)16:15 UTC(現地時間)
2025年10月5日(日)23:15(日本時間) - 会 場:
ラモン・サンチェス・ピスフアン(アウェイ) - 大会名:ラ・リーガ第8節
- 放送・配信情報:(DAZN/U-NEXT)
セビージャの現状と直近の成績
試合の成績だけを見れば、セビージャは「可もなく不可もなく」といった印象です。
しかし、直近5試合に限って見ると 3勝1敗1分と調子を上げてきており、チームの状態は確実に上向いています。
昨シーズンはまさかの17位と低迷し、シーズン途中で監督を解任。クラブとしても難しいシーズンを過ごしましたが、今季は新たにマティアス・アルメイダ監督を迎え、攻撃的なサッカーへと舵を切っています。
今シーズンの注目はなんといっても、アレクシス・サンチェスの加入でしょう。
バルセロナにも在籍していた彼は、ウディネーゼからの移籍で14年ぶりにリーガ復帰。現在36歳ですが、豊富な経験と勝負強さは健在で、カンプノウでの再会時には間違いなく大きな拍手で迎えられるはずです。
今季のセビージャは、アレクシスに加えてヤヌザイやアスピリクエタといった実績あるベテランも獲得。
一方で、所属選手の多くは20代前半〜中盤の若手選手が中心となっており、経験豊富なベテランと勢いある若手がうまく融合したチームになりつつあります。
このスタイルが噛み合ったときには、爆発力と老獪さ(したたかさ)を兼ね備えた非常にやっかいな相手となる可能性があります。
2015年10月の対戦以降リーガでは負けなしではありますが、アウェイでの対戦ということもあり、バルサとしては決して油断できない相手ですね
チームの成績
順 位:9位
成 績:3勝3敗1分
勝ち点:10
得 点:11
失 点:10
得失点差:1
注目選手と要警戒ポイント
経験と勢いがもたらす得点力
・イサーク・ロメロ (Isaac Romero): 25歳のセンターフォワード。チームの得点王で前線からの献身的なプレッシングと、ゴール前での嗅覚に優れる。彼がチャンスを確実にものにできるかが、得点力向上の鍵を握る。
・ルベン・バルガス (Rubén Vargas): 27歳の左ウィンガー。ドリブルでの突破力と正確なクロスで、攻撃の起点となる。彼のサイドからの仕掛けが、バルセロナ守備陣を切り崩すための重要な要素となるだろう。
百戦錬磨のDFリーダー
・セサル・アスピリクエタ (César Azpilicueta): 36歳の元チェルシー主将。その豊富な経験と卓越したリーダーシップで、最終ラインを統率する。対人守備の強さと戦術眼は、バルセロナの強力な攻撃陣を封じる上で不可欠な存在だ。
・マルコン (Marcão): 29歳のブラジル人センターバック。フィジカルの強さを活かしたパワフルな守備が持ち味。アスピリクエタと共に形成するセンターバックコンビは、リーグ屈指の安定感を誇る。
・ネマニャ・グデリ (Nemanja Gudelj): 33歳のセルビア代表MF。中盤の底でフィルター役として機能し、相手の攻撃の芽を摘む。彼のボール奪取能力が、セビージャの守備を一層強固なものにしている。
バルサとの過去対戦成績
開催日 | ホーム | スコア | アウェイ | 大会 |
---|---|---|---|---|
2025/2/10 | セビージャ | 4-1 | バルセロナ | ラ・リーガ |
2024/10/21 | バルセロナ | 5-1 | セビージャ | ラ・リーガ |
2024/5/27 | セビージャ | 1-2 | バルセロナ | ラ・リーガ |
2023/9/30 | バルセロナ | 1-0 | セビージャ | ラ・リーガ |
2023/2/6 | バルセロナ | 3-0 | セビージャ | ラ・リーガ |
2022/9/4 | セビージャ | 0-3 | バルセロナ | ラ・リーガ |
2022/4/4 | バルセロナ | 1-0 | セビージャ | ラ・リーガ |
2021/12/22 | セビージャ | 1-1 | バルセロナ | ラ・リーガ |
2021/3/4 | バルセロナ | 3-0 | セビージャ | ラ・リーガ |
2020/2/28 | セビージャ | 0-2 | バルセロナ | ラ・リーガ |
個人的にはいつも苦戦している印象でしたけど、意外としばらく負けないことにビックリです!!
試合の見どころ
バルセロナにとって、セビージャの本拠地「ラモン・サンチェス・ピスフアン」での一戦は、常にリーグ優勝を占う上で重要な意味を持つ難関です。その試合の見どころは以下の通りです。
1. 鬼門サンチェス・ピスフアンの熱狂とプレッシャー
セビージャのホームスタジアムは、ヨーロッパでも屈指の熱狂的な雰囲気で知られています。大観衆が作り出すプレッシャーは凄まじく、多くの強豪チームがここで勝ち点を落としてきました。バルセロナが伝統的にボールを保持し、落ち着いて試合をコントロールしようとするスタイルに対し、スタジアム全体の圧力がどれだけ影響を与えるか。特に若い選手たちがこの雰囲気に飲み込まれず、冷静にプレーできるかが最初の注目点です。
2.怪我人続出のバルサVSセビージャの経験豊富な守備陣
試合の最大の焦点は、バルセロナの攻撃陣がセビージャの堅守を打ち破れるかという点にあります。ベテランDFとの駆け引きで37歳のレヴァンドフスキや25歳のフェラン・トーレスといったストライカーが、同じく経験豊富なセサル・アスピリクエタやマルコンといったセビージャのセンターバックとの駆け引きをどう制するか。一瞬の隙を突く動きが求められます。バルセロナの場合は特にヤマル、ラフィーニャが故障しているため個での打開力というよりは組織として守備をこじ開けるしかないですね
まとめ
セビージャは現在リーグ9位ながら、直近5試合では3勝1敗1分と好調をキープ。
アレクシス・サンチェスやアスピリクエタといったベテランが加わり、攻撃と守備の両面で安定感を増しています。
一方で、バルサは負傷者が相次ぎ、特にヤマル・ラフィーニャ不在の中で組織的な崩しが勝利のカギとなりそうです。
ラモン・サンチェス・ピスフアンはヨーロッパでも屈指の熱狂的スタジアム。
プレッシャーの中でも冷静さを保ち、ポゼッションを軸に試合をコントロールできるかが、勝敗を左右する重要なポイントになるでしょう。
ここで勝ち点3を掴めば、代表ウィーク前にチームは大きな勢いを得られるはずです。
若手とベテランが混ざり合う難敵セビージャを、バルサは乗り越えられるか──。注目の一戦です
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!
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