ラ・リーガ第5節、バルセロナはホームにヘタフェを迎える。
注目は、チャンピオンズリーグのニューカッスル戦からスタメンを入れ替えて臨む点だ。センターバックには今シーズン初先発となるクリステンセンが名を連ね、相棒はエリック・ガルシア。前線はレヴァンドフスキ、ハフィーニャ、フェラン・トーレスの組み合わせで、新しい試みが見られる。
驚きは、CLで活躍しスタメン予想だったラッシュフォードがまさかの“遅刻”で先発落ちとなったこと。前回のハフィーニャに続き、フリック監督の規律への厳しさが改めて示された。
一方で、そのハフィーニャはバルセロナ通算150試合目を迎える節目の試合となる。

主力を休ませつつ3得点完勝、過密日程で光る選手層の厚さ
ラ・リーガ第5節
2025年9月21日(日)20:00 @エスタディオ・ヨハン・クライフ
観客:5,711人人
主審:リカルド・デ・ブルゴス
FC Barcelona | ヘタフェCF |
3 | 0 |
⚽️得点者⚽️ | |
⚽️フェラントーレス(14分) | |
⚽️フェラントーレス(34分) | |
⚽️ダニオルモ(62分) | |
🟨警告🟥 | |
🟨ハフィーニャ(31分) | 🟨マリオ・マルティン(3分) |
🟨クリステンセン(53分) | 🟨エイドリアン・リソ(42分) |
🟨ジェネ(44分) | |
🟨アブデル・アブカル(57分) |
スターティングメンバー
FCバルセロナ | ヘタフェ | ||
---|---|---|---|
ポジション | 選手名 | ポジション | 選手名 |
GK | ジョアン・ガルシア | GK | ダビド・ソリア |
RSB | クンデ | RWB | キコ・フェメニア |
CB | エリック・ガルシア | CB | ジェネ |
CB | クリステンセン | CB | ドミンゴス・ドゥアルテ |
LSB | ジェラール・マルティン | CB | アブデル・アブカル |
MF | デ・ヨング | LWB | ディエゴ・リコ |
MF | ペドリ | MF | マリオ・マルティン |
MF | ダニ・オルモ | MF | ルイス・ミジャ |
WG | ハフィーニャ | FW | マウロ・アランバリ |
WG | フェラントーレス | FW | ボルハ・マジョラル |
CF | レヴァンドフスキ | FW | エイドリアン・リソ |
交代選手 | |
ハフィーニャ ↔︎ ラッシュフォード(46分) | ボルハ・マジョラル ↔︎ アブ・カマラ |
フェラントーレス ↔︎ フェルミン・ロペス(59分) | ジェネ ↔︎ ダビンチ |
フレンキー・デ・ヨング ↔︎ マルク・カサド(59分) | マリオ・マルティン ↔︎ ハビ・ムニョス |
ペドリ ↔︎ ルーニー・バルドグジ(75分) | マウロ・アランバリ ↔︎ コバ・ダコスタ |
ジェラール・マルティン ↔︎ アラウホ(83分) | エイドリアン・リソ ↔︎ アレックス・サンクリス |


試合レビュー
前半まとめ:バルサがヘタフェ相手に前半を圧倒
試合は序盤からバルサが主導権を握り、14分には右サイドのハフィーニャからダニ・オルモへのヒールパスを経由し、最後はフェラントーレスが豪快に決めて幸先よく先制。さらに34分には、エリック・ガルシアのロングボールを起点に再びハフィーニャが展開し、フリーのフェラントーレスが落ち着いてゴール左隅へ沈め、この日2点目を記録した。
一方で、右サイドではハフィーニャとリコの激しいマッチアップからカードが出るなど荒れ模様の場面もあった。前半終了間際には小競り合いも発生したが、GKジョアン・ガルシアがほとんど出番を持たないほど、バルサは試合をコントロール。攻守ともにほぼ完璧な前半となった。
後半まとめ:オルモが1ゴール1アシスト、総力戦でヘタフェを圧倒
後半開始と同時に、前半にイエローカードを受けていたハフィーニャに代わり、ラッシュフォードが投入される。右ウイングに入った彼には、CLに続く活躍を期待するクレの声が高まった。立ち上がりはヘタフェが修正を見せ、2本のシュートでゴールを脅かしたが、大勢に影響はなかった。
59分にはフェラントーレスとフレンキー・デ・ヨングに代えて、フェルミン・ロペスとカサドがピッチへ。フェラントーレスのハットトリックはまたもお預けとなったが、代わって出場した選手たちが流れを引き継いだ。
そして62分、カサドのロングボールに抜け出したラッシュフォードがゴールライン際まで持ち込み、冷静にマイナス方向へ折り返す。走り込んだダニ・オルモがこれを右足で沈め、3点目を奪取。オルモはこの試合で1ゴール1アシストと存在感を示し、選手層の厚さを改めて証明した。
75分にはペドリに代わってルーニー・バルドグジ、83分にはジェラール・マルティンに代わってアラウホが投入される。エリック・ガルシアは左SBにスライドし、改めて守備ライン全域をこなせる万能性を示した。終盤はラッシュフォードに惜しい場面があったものの、バルサは危なげなく試合をコントロールして3-0の完勝でタイムアップを迎えた。
この試合では出場した選手全員が存在感を発揮し、終始60%以上のポゼッションを維持する安定した内容だった。過密日程の中で、クバルシを完全休養させ、デ・ヨングやペドリも途中交代で休ませられたことは大きな収穫。また、ハフィーニャも後半は温存する形となった。気がかりなのは終了間際に倒れ込んだフェルミン・ロペスだ。左恥骨か股関節を気にする仕草を見せたが、その後歩いて退場しており、大事に至らないことを願いたい。
試合まとめ:3-0で危なげなく試合を締めたバルサ、気がかりはフェルミンの負傷!?
FCバルセロナはラ・リーガ第5節でヘタフェを3-0で撃破。前半はフェラントーレスの2ゴールで主導権を握り、後半は途中出場のラッシュフォードとダニ・オルモが追加点を演出。守備陣も安定し、GKジョアン・ガルシアに大きな見せ場を作らせない完勝となった。
過密日程の中で主力を休ませつつ勝利を収めたことは大きな収穫であり、選手層の厚みが改めて示された試合だった。一方で、フェルミン・ロペスの負傷の具合が気がかりではあるが、全体としては攻守に完璧な内容で勝ち点3を積み上げた。
次節:アウェーでのオビエド戦
次節の対戦相手はレアル・オビエドで、試合は2025年9月25日(木)に行われます。試合の開始時刻は19:30 UTC(日本時間では翌日午前4:30)で、場所はオビエドのカルロス・タルティエレスタジアムです。
1926年3月26日に創立されたレアル・オビエドは、アストゥリアス州を本拠地とする伝統あるクラブだ。ホームスタジアムはエスタディオ・カルロス・タルティエレで、収容人数は約30,500人。ホームゲームでは青のシャツに白のソックスという伝統的なスタイルで戦う。
今シーズン(2025-26)、オビエドは25年ぶりのラ・リーガ復帰を果たした。しかし、開幕から苦戦が続いており、第5節終了時点で成績は1勝4敗の17位。チームとして安定感を欠いている状況だ。
それでも、オビエドはスペインでも有数の熱狂的かつ忠誠心の厚いサポーターに支えられていることで知られており、ホームでの雰囲気は強烈。ライバルであるスポルティング・デ・ヒホンとの一戦は「アストゥリアス・ダービー」と呼ばれ、地域を代表する因縁の対決となっている。
チームは今シーズン負けなしで好調なのでこの調子でしっかり勝ち点3を積み上げてほしい
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!
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