【公式発表】カンプ・ノウ再開は“2026年春”以降に|ラッシュフォード、バルサ加入秒読み!

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カンプ・ノウ、再開は“2025年内”から“2026年春”以降に

Spotifyカンプノウ復帰戦、条例上の理由で“延期”へ

FCバルセロナは、2025年8月10日に予定されていたジョアン・ガンペル杯を「Spotify カンプノウでの復帰戦」とする計画だったが、バルセロナ市の条例に基づく手続きの遅れにより、この試合の開催を延期することを正式に発表した。

クラブは、部分的にスタジアムを運用する意向を示していたが、工事の規模が想定よりも大きく、初回の占有許可を得るために必要な全ての要件を満たすことが不可能となったため、やむを得ず判断に至ったという。

現在、バルサは市役所や関連機関と連携しながら、必要な許可取得に向けた調整を進めている。復帰時期については、進展があり次第、会員およびファンに通知される予定となっている。

ガンペル杯はクライフスタジアム開催へ

延期が決まったSpotifyカンプノウでの復帰戦に代わり、2025年ジョアン・ガンペル杯はヨハン・クライフスタジアムでの開催が決定的となった。クラブは現在、開催に向けた詳細の最終調整を行っており、対戦相手やキックオフ時間などは近日中に発表される見込み

なお、今回の延期はクラブの大型再開発プロジェクト「エスパイ・バルサ」の資金計画や債務返済スケジュールには影響を与えないと明言されており、プロジェクトの進捗には引き続き注目が集まっている。

ラッシュフォード、バルセロナ加入が決定的に

27歳のアタッカー、バルサで何をもたらすのか?

FCバルセロナがサプライズ補強に動いた。マンチェスター・ユナイテッド所属の**マーカス・ラッシュフォード(27歳)に対するローン移籍交渉が、大詰めを迎えていると報じられている。契約形態は1年間のレンタル+買い取りオプション付き(約3,000万ユーロ)**になる見通しだ。

ラッシュフォードといえば、爆発的なスピードとフィジカル、そして裏抜けからのフィニッシュ能力に長けたアタッカー。フリック監督が志向する「縦に速く、プレッシングを効かせたダイナミックなサッカー」において、ウイング〜CFのポジションで大きな武器となり得る存在だ。

近年はユナイテッドで起用法が定まらず、本来の輝きを失いつつあったが、それでも2022-23シーズンには公式戦30ゴール超えを記録しており、そのポテンシャルは間違いなく一級品。ヤマル・ハフィーニャに続いて「走力のあるアタッカー」として、攻撃のアクセントになることは確実だ。

特に注目されているのはレヴァンドフスキとの共存。ラッシュフォードが左ウイングに入り、ヤマルが右サイドを担う形で、前線に新たなスピード感と“縦”の推進力が加わることになる。彼のプレースタイルは、ボールを持たずとも相手DFラインを破壊する能力に優れており、**中盤の選手たちにスペースをもたらす“重力のある選手”**としても期待がかかる。

ただそうなるとハフィーニャは左WGから中央へ移動?
じゃあダニオルモは?フェルミンは?

いやー、贅沢な悩みが増えてきましたね!!

なお、コンディション次第ではアジアツアー初戦となる神戸戦でのデビューの可能性も報じられており、ファンの注目度は日に日に高まっている。

懸念は“コンディション管理”とチーム内序列

マーカス・ラッシュフォードの加入が現実味を帯びる中で、バルセロナ側の懸念材料も明確になっている。

まず第一に挙げられるのがコンディション管理の難しさだ。ラッシュフォードはこれまで幾度となく筋肉系の負傷や慢性的な怪我に悩まされてきた選手でもある。ユナイテッドでは連戦が続く中で調整がうまくいかず、本来のスピードや鋭さが影を潜める時期も多かった。調べた限りの一覧がこちらです。

シーズン種類/期間(日)欠場試合数
24/25ハムストリングス負傷/31日4試合
24/25体調不良/12日2試合
23/24体調不良/3日1試合
22/23足の怪我/14日2試合
22/23筋肉の怪我/12日3試合
22/23不明/13日1試合
22/23筋肉の怪我/16日3試合
21/22気管支炎/16日1試合
21/22足の打撲/5日1試合
21/22肩の怪我/94日10試合
20/21肩の怪我/3日
19/20背中の怪我/142日13試合
19/20臀部の怪我/9日3試合

バルセロナでは、気候・リーグ特性・移動距離の違いも加わり、継続して100%の状態を維持できるかが大きな焦点となる。加えて、もうひとつの壁がチーム内でのポジション争いだ。現在、前線の主力・準主力には、

・ラミン・ヤマル(新10番)
・ルーニー・バルジ(新加入)
・ラフィーニャ(経験者)
・フェラン・トーレス(残留なら)
・レヴァンドフスキ(不動のCF)

といった選手たちが控えており、「ラッシュフォードはどのポジションで、誰と共存させるのか?」という問題が浮上する。

特にヤマルやバルジといった“育成対象でもあり戦力でもある”若手有望株との使い分けは、フリック監督のマネジメント力が問われる場面になりそうだ。

個人的には、左WGとしてハフィーニャの控えまたはローテーション要因かレヴィの控えのような気がするけど、控えの選手に対しては高い気がするなぁ

この点については、フリックが重要視する“戦術への適応力”が鍵になるだろう。
ラッシュフォードは明確な個の能力を持つ一方で、

・プレッシングの強度
・カウンター時の走り出し
・組織的なポジショニング

といった「フリック戦術の土台」となる部分でチーム全体にフィットできるかが選手起用に直結する。

つまり、加入=スタメン確約ではなく、あくまで“フィットした者が生き残る”戦術ベースの競争が待っているのだ。

ラッシュフォードの年俸──バルサ移籍で“減俸受け入れ”の背景とは?

マンチェスター・ユナイテッドのエースとして知られるマーカス・ラッシュフォードは、2023年に結んだ契約により、年俸はおよそ1,560万ポンド(約28〜31億円)に達していた。週給に換算すると約30万〜32.5万ポンド(5,600万〜6,100万円)というプレミア屈指の高給取りだ。

だが、バルセロナへのレンタル移籍が進展する中で、彼は年俸の約15%減に応じる姿勢を見せており、現地報道ではバルサでの年俸は1,400万ユーロ前後(約24億円)に収まる見込みとされている。

この数字は、現在のバルサで最も高給を受け取っているフレンキー・デ・ヨング(約1,800万ユーロ)に次ぐ水準である。一覧はこちらです、

選手名年俸(ユーロ)年俸(日本円換算・億円)
レヴァンドフスキ€20.8M約33.28億円
デ・ヨング€19M約30.4億円
ラッシュフォード(見込み)€14M約22.4億円
ヤマル€16.67M約26.67億円
ラフィーニャ€14.6M約23.36億円
クンデ€13.55M約21.68億円
ペドリ€12.5M約20.0億円

この“減俸受け入れ”にはいくつかの背景がある。まず、フリック新体制における戦術適合が期待されており、自らのキャリアを再起させる意図が読み取れる。そして何より、「カンプノウでプレーする夢」を叶えることが、金銭的な条件以上の動機となっているのかもしれない。

いずれにせよ、クラブの財政事情とラ・リーガのサラリーキャップの厳格さを考慮すれば、この柔軟な姿勢はバルサにとってもラッシュフォードにとっても“Win-Win”の関係となるはずだ。

まとめ|“再開”と“再起”が交差する2025夏

Spotifyカンプノウの再開延期というニュースは、クラブにとってもファンにとっても残念ではあるが、同時にその先にある“完成”への期待感をより強くさせる出来事でもある。そしてその裏で進むラッシュフォードの加入交渉──これは単なる補強以上の意味を持つ「再起の物語」でもある。

新体制フリックのもと、バルサは“個の才能”と“戦術の融合”を両立させたチーム作りに挑んでいる。その中で、ラッシュフォードという選手がどのような化学反応を見せるのか。
若き才能ヤマルやバルジとの共存、そしてコンディションとの戦い──簡単ではないが、バルセロナというクラブの歴史は、常に“挑戦者”によって塗り替えられてきた。

新たな1ページが、今まさに開かれようとしている。
その瞬間を、僕たちはリアルタイムで目撃する準備ができている。

Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!

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