バルサのフィジカル部門に新たな頭脳「フェルナンド・エルナンデス・アバド」就任

2025年夏
バルサは今、ピッチ上だけで戦っているわけじゃない。
選手の補強に沸く一方で、実は「見えない戦力アップ」も着実に進んでいるのをご存じだろうか?

今回、クラブが静かに迎え入れたのは、“フィジカルの頭脳”ことフェルナンド・エルナンデス・アバド氏。
プレシーズンの汗の量も、年間通してのコンディションも、彼の戦略で変わるかもしれない──。

「フィジカル強化?それより補強だろ」
そう思うクレにこそ伝えたい。今バルサが整えているのは、未来を支える“土台”そのもの。

名将フリックの哲学を根っこから支える、この“静かな補強”。
さあ、ピッチ外の戦いにも目を向けてみよう。

目次

プレシーズンに間に合った“静かな補強”──戦術の裏で働くフィジカル強化戦略

7月中旬、プレシーズン本格始動を目前にしてバルセロナが発表したのは、目立たないけれど極めて重要な“補強”だった。
それがフェルナンド・エルナンデス・アバド氏の招へいだ。

彼はスペインサッカー協会の自然科学部門においてフィジカルコンディショニングの戦略設計と研究の第一人者であり、最新のトレーニング理論と実践の橋渡しができる人物。
特に、負荷管理(load management)とリカバリープランニングに精通しており、選手の怪我リスクを最小化しながら最大パフォーマンスを維持する手腕に定評がある。

今回のバルサとの契約はクラブ公式では詳細非公表ながら、メディア報道によれば「コンディショニング戦略設計の責任者」というポジションに就くとされている。
この役割は、従来のフィジカルコーチとは一線を画し、選手一人ひとりのデータベースに基づいた緻密なプランニングとモニタリングを担うことが期待される。

プレー強度(インテンシティ)を追求するフリック監督のスタイルにおいて、これは実に理にかなった補強。
ハイプレスやトランジションを支えるには、90分間動き続けられる身体の土台が必要不可欠だからだ。

また、昨季に続き過密日程が予想される今シーズン、コンディションを“シーズン通して安定させる”戦略は、タイトルを狙うチームにとって最も重要な課題のひとつとなる。

フェルナンド・エルナンデス・アバド氏 ──理論と実践を融合する“静かな戦略家

学位・資格所属/内容
博士号(生物医学研究)ラ・ラグーナ大学(科学的根拠に基づくトレーニング設計)
修士号(ハイパフォーマンス)FCバルセロナの関連プログラム(チームスポーツ向け)
学士号(身体活動・スポーツ科学)スポーツコンディショニングの基礎を体系的に修得

専門領域
フィジカル・コンディショニング(パフォーマンス向上のための土台作り)
リハビリテーション(スポーツ傷害からの効率的な復帰)
機能的トレーニング(試合で使える動きの習得)
健康科学を活かしたトータルアプローチ

所属先主な役割・実績
FCバルセロナ(2025〜)トップ&Bチームを繋ぐ“縦のフィジカル戦略”を統括
スペインU-19代表若手代表選手の育成とフィジカル強化を担当
テネリフェ・バスケットクラブ他競技でも応用できるフィジカル管理の実績
大学教員・研究者後進育成、修士課程のディレクター、運動生理学講師
サン・フアン・デ・ディオス病院医療現場でのアスリートケアにも従事

理論派×現場主義
 研究者としての知見と、実務経験を融合するハイブリッド型。
育成特化型フィジカルコーチ
 若手選手の“未来のトップ昇格”に向けた身体づくりを設計。
静かな実直派
 「流行りより本質」「目立たない仕事こそ重要」という姿勢が、彼の人柄と信念を物語る。

豊富な知見と国際的経験を持つ“理論派”

フェルナンド・エルナンデス・アバド氏は、ただのフィジカルコーチではない。
彼は**スペイン代表、スペインサッカー協会(RFEF)**での実績を持つ、まさに“理論派のエキスパート”だ。

自然科学・運動生理学をベースとした彼のアプローチは、データに基づくパフォーマンス分析・フィジカル戦略の最適化を中心に据えており、科学的な裏付けのある指導が特徴。
そのため、従来の「勘と経験」だけに頼らない、再現性のあるフィジカル管理をクラブにもたらすことが期待されている。

トップとBチームをつなぐ「縦の統一戦略」

さらに今回注目すべきは、彼の任務がトップチームにとどまらず、バルサ・アトレティック(Bチーム)とも連動する役割を担うことだ。
これはすなわち──**「縦の統一戦略」**の実現。

バルセロナがこれまで培ってきたラ・マシアからトップチームへの育成ルートを、フィジカル面でも一本の線で繋げていく。
コンディション管理・トレーニング負荷・回復戦略など、トップと下部組織の基準を揃えることで、将来のトップチーム昇格者が“そのままフィットする身体”を作れるというわけだ。

これは単に今季の強化だけでなく、クラブの中長期的な持続力=フィジカル基盤の共通化にもつながっていく。

“体力任せ”でも“筋力ゴリ押し”でもない。
理論・戦術・選手育成──すべてをつなぐ土台としてのフィジカル改革が、今まさに静かに始動した。

なぜ今、フィジカル部門を強化?──その背景と狙い

バルセロナが今夏、最優先で“フィジカル部門”のテコ入れに着手したのは偶然ではない。
そこには明確な課題と、指揮官フリック監督の意図がある。

かつてのバルサといえば「ポゼッション」や「テクニック」に注目が集まりがちだったが、昨今の欧州サッカーは
フィジカル+インテンシティ=勝利の鍵という時代に突入。
どれだけ才能ある選手が揃っていても、90分間戦い抜ける“走力と持久力”、そして「再加速できる体」がなければ、安定したシーズン運営は難しい。

昨シーズンは終盤でレヴァンドフスキとクンデ、バルデの怪我による離脱でCL敗退したと言っても間違いないと思う(あくまで個人の感想です)
そこで、フリックは戦術だけでなく“フィジカルの土台そのもの”の再構築に着手。
今回のフェルナンド・エルナンデス・アバド氏の招へいは、まさにその第一歩だ。

バイエルン時代の成功体験とフリックの狙い

フリック監督がバイエルン・ミュンヘンを率いた2020年──
その躍動的なサッカーは、「走れる中盤」「90分続くハイプレス」「怪我人が少ない」ことでも評価された。

これは当時のフィジカル部門強化の成果でもあり、アバド氏が関わっていたRFEF(スペインサッカー連盟)とも理念が重なる部分が多い。

実際、フリックは今回の就任時から**「選手個々のフィジカルを見直したい」と明言**しており、
戦術以前に「90分走り切れる体」を手に入れることがチーム再建の根幹になると考えている。

バルサの強みである“テクニック”と“パスワーク”を活かすためにも、
それを支えるインテンシティとボール奪取後の推進力が不可欠。

つまり、アバド氏の招聘はフリック哲学を根付かせる“布石”であり、
今季の戦いにおいて「影のキーマン」となる可能性が高い。

まとめ|バルサ再建の“基礎工事”は、もう始まっている

フリック新監督の下で再出発を図る2025年夏のFCバルセロナ。
表面的な補強ニュースの陰で、クラブは**「戦える体を作る」**という地味ながら本質的な改革に着手している。

フェルナンド・エルナンデス・アバド氏の加入は、まさにその象徴──
トップとBチームを繋ぐ“縦のフィジカル戦略”、そして怪我を防ぎ、90分間インテンシティを保つための見えないチーム強化が始まった。

「静かな補強」は、シーズン終盤に“効いてくる”はずだ。
走り負けず、怪我で離脱せず、最後まで戦い抜く──そんな強靭なバルサを見られる日が、そう遠くないかもしれない。

ピッチの上だけが戦場じゃない。
戦術と哲学を支える“土台”づくりにこそ、バルサ再建の真価が宿る──。

今回の記事は文字だけになってしまった…
大変読みづらくて申し訳ないです

Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!

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