FIFAウィーク明けで再開となったリーガ。
バルセロナはアトレティコと、今日から10日間でチャンピオンズリーグ準々決勝を含めて3度も対戦する過密日程に突入する。すでに今シーズンは3度顔を合わせており、まさに“お腹いっぱい”とも言えるカードだ。
その激しさは、リーガ・コパ決勝・CL準決勝で2週間に4度対戦した**2010-11シーズンの「クアトロ・クラシコ」**にも匹敵するかもしれない。
この日のスタメンは、
ジョアン・ガルシア、アラウホ、クバルシ、ジェラール・マルティン、カンセロ、ペドリ、エリック・ガルシア、フェルミン・ロペス、ヤマル、ダニ・オルモ、ラッシュフォード。
一方でチーム状況は万全とは言えない。
クリステンセンやフレンキーに加え、代表戦でラフィーニャがハムストリング負傷により約5週間離脱。さらにバルデとクンデはメンバー入りしたものの、攻守両面でチームを支える“アニキ”の欠場は大きく、精神的にも影響が懸念される。
ただし、シーズン終盤でタイトルをつかむためには、こうした困難を乗り越えることも必要な試練と言えるだろう。
コパ準決勝では劣悪なピッチコンディションに苦しんだだけに、今回はしっかり対応したいところだ。
そしてこの試合を前に、レアル・マドリードがマジョルカに敗戦。
ここで勝利すれば、リーガ優勝へ大きく近づく重要な一戦となる。

苦戦も勝利、優勝へ前進。アトレティコ三連戦の初戦を制す
ラ・リーガ第30節
2026年4月4日(土)21:00(現地時間) @エスタディオ・メトロポリターノ
観客:67,710人
主審:マテオ・フェレール
| FC Barcelona | アトレティコ マドリード |
| 2 | 1 |
| ⚽️得点者⚽️ | |
| ⚽️ラッシュフォード(42分) | ⚽️ジュリアーノ・シメオネ(39分) |
| ⚽️レヴァンドフスキ(88分) | |
| 🟨警告者🟥 | |
| 🟨フェルミン・ロペス(45分) | 🟨ニコ・ゴンサレス(23分) |
| 🟨ジェラールマルティン(51分) | 🟨コケ(45分) |
| 🟨ナウエル・モリーナ(45分) | |
| 🟥ニコ・ゴンサレス(45+3分) | |
| 🟨フアン・ムッソ(51分) | |
| 🟨クレマン・ラングレ(53分) | |
| 🟨タウフィク・セイドゥ(90+3分) | |
スターティングメンバー
| FCバルセロナ | アトレティコ マドリード | ||
|---|---|---|---|
| ポジション | 選手名 | ポジション | 選手名 |
| GK | ジョアンガルシア | GK | フアン・ムッソ |
| RSB | アラウホ(C) | RSB | ナウエル・モリーナ |
| RCB | クバルシ | CB | ロビン・ルノルマン |
| LCB | ジェラールマルティン | CB | クレマン・ラングレ |
| LSB | カンセロ | LSB | ニコ・ゴンサレス |
| MF | エリックガルシア | MF | ジュリアーノ・シメオネ |
| MF | ペドリ | MF | コケ(C) |
| MF | フェルミン・ロペス | MF | オベド・バルガス |
| WG | ヤマル | MF | アレックス・バエナ |
| WG | ラッシュフォード | FW | アントワーヌ・グリーズマン |
| CF | ダニオルモ | FW | ティアゴ・アルマダ |
| 交代選手 | |
| アラウホ ↔︎ マルクベルナル(40分) | コケ ↔︎ マッテオ・ルッジェーリ(46分) |
| フェルミン・ロペス ↔︎ フェラントーレス(46分) | アントワーヌ・グリーズマン ↔︎ モルシージョ(61分) |
| マルクベルナル ↔︎ クンデ(62分) | ジュリアーノ・シメオネ ↔︎ アレクサンデル・セルロート(61分) |
| ラッシュフォード ↔︎ レヴァンドフスキ(78分) | アレックス・バエナ ↔︎ ホセ・ヒメネス(61分) |
| エリックガルシア ↔︎ ガビ(分) | クレマン・ラングレ ↔︎ タウフィク・セイドゥ(68分) |


試合レビュー
前半まとめ:ラッシュフォード同点弾&数的優位!
リーガの大一番、アトレティコ・マドリードを迎えた一戦。前半はバルサらしい「美しきパスサッカー」と、勝負の行方を左右する大きなドラマが凝縮された45分間となりました。
今日のフリックは、CFを置かずダニ・オルモを最前線に配置。この策が見事にハマりました。
守備時に5-4-1で固めるアトレティコに対し、オルモとフェルミン・ロペスが神出鬼没な動きでライン間を攻略。前半20分までは、コパ・デル・レイ準決勝の時とは比較にならないほどスムーズな連携を披露し、バルセロナが完全にゲームを支配します。特に右サイドでは、ヤマルが対峙するニコ・ゴンザレスを圧倒。14分には、ヤマルが股抜きからアウトサイドで通した「スーパースルーパス」にフェルミンが抜け出すなど、ゴールまであと一歩のシーンを何度も作り出しました。
しかし、サッカーの恐ろしさは一瞬の隙にあります。35分に美しいパス回しからヤマルが決定機を逃すと、そのわずか4分後。アトレティコCBからのロングパス一本でジュリアーノに背後を取られ、先制を許してしまいます。
嫌なムードが漂いかけましたが、これを振り払ったのは左サイドの翼、ラッシュフォードでした。42分、エリア付近でオルモとの鮮やかなワンツーを成立させると、最後は左足でGKの股を抜く技ありのゴール!ラッシュフォードにとって今季5点目となる貴重な同点弾で、すぐさま試合を振り出しに戻しました。
アディショナルタイムには、エリック・ガルシアのロングパスに抜け出したヤマルを、ニコ・ゴンザレスが阻止。当初は2枚目のイエローカードという判定でしたが、VAR介入の結果、なんと一発レッドカードに。
バルセロナは1-1の同点ながら、後半を11人対10人の数的優位で戦う権利を手にしました。直後のFKでは、交代で入ったベルナルがラッシュフォードのクロスに合わせる惜しい場面もあり、逆転への期待感は最高潮に達しています。
後半まとめ:レヴァンドフスキが土壇場で執念の決勝弾!
後半開始とともに、バルサはカードのリスクを考慮してフェルミン・ロペスを下げ、フェラン・トーレスを投入。しかし47分、ヒヤリとする場面が訪れます。ジェラール・マルティンのクリア後の接触に対し相手選手の足首を踏んでしまったことで、一度はレッドカードが提示。一転して数的不利かと思われましたが、VARの結果イエローカードへ。薄氷の思いで数的優位を継続させます。
右サイドでは、今日もヤマルが絶好調。53分にはラングレを「また抜き」で抜き去りFKを奪取。直接狙ったシュートは惜しくも枠を越えましたが、18歳(※設定年次)とは思えない存在感で終始アトレティコの脅威となりました。
62分、チームに激震が走ります。中盤で安定感を見せていたベルナルがピッチに座り込み、負傷交代。自らの足で歩いて退場したものの、今後の過密日程を考えると軽症であることを願うばかりです。代わってピッチに立ったのは、怪我から復帰したクンデ。彼が入ったことで守備の強度が一段階上がり、エリック・ガルシアを本来のピボーテに戻すことができたのは大きな収穫でした。
アトレティコの粘り強い守備を前に、70分にはフェラン・トーレスが決定機を逃すなど、嫌なムードが漂い始めます。しかし78分、チャビ監督はガビとレヴァンドフスキを投入。この交代が結実したのは88分でした。
88分、左サイドを切り裂いたカンセロの鋭いシュート。GKムッソが弾いたこぼれ球に反応したのは、やはりこの男でした。泥臭く、しかし執念で「左肩」で押し込んだレヴィの勝ち越しゴール!これぞストライカーというポジショニングと嗅覚。まさに「そこにレヴァンドフスキあり」を知らしめる一撃でした。
アディショナルタイム6分、ダニ・オルモが脚を攣るほどのハードワークを見せ、チーム全員で守り抜いてタイムアップ。2-1の逆転勝利です!
試合まとめ:価値ある勝ち点3、しかしCLに向けて残された「宿題」
勝利こそ収めたものの、内容にはいくつかの不安が残る試合となった。
まず大きかったのは前半アディショナルタイムの退場による数的優位。この状況を考えれば、後半はバルセロナが主導権を握り試合を圧倒する展開も期待された。しかし実際にはアトレティコの粘り強い守備に苦しみ、追加点をなかなか奪うことができなかった。
特に気になったのはヤマルのプレーの変化。
後半、途中出場のマッテオ・ルッジェーリとのマッチアップになると、前半に見られたような縦への仕掛けが減り、パスを選択する場面が増加。結果として右サイドからの突破の怖さはやや薄れてしまった印象がある。
この点は、今後のチャンピオンズリーグでの対戦を考えるとアトレティコに一つのヒントを与えてしまった可能性があり、対策が求められる部分だろう。
また、怪我人の問題も懸念材料となった。
この試合ではベルナルとアラウホが負傷。仮にバルデとクンデが復帰したとしても、シーズン終盤の戦いを考えると守備陣の層は決して厚いとは言えない。コンディション管理が今後の鍵になりそうだ。
一方でポジティブな要素もあった。
特に印象的だったのがダニ・オルモとフェルミン・ロペスの縦関係。
CFを固定せずオルモを中央に置く形は、
- 守備時は中盤の人数を確保できる
- 攻撃時はポジションを入れ替えながら崩しを作れる
というメリットが見られ、実際にチャンスシーンも生まれていた。得点にはつながらなかったものの、新たな攻撃パターンとして手応えを感じさせる内容だったと言える。
そしてこの勝利により、2位レアル・マドリードとの勝ち点差は7に拡大。
終盤に漂いかけた嫌な空気を自ら断ち切り、勝ち切れるチームへと成長した姿を示した。
シーズンもいよいよ佳境。
この勢いを維持し、タイトルへ向けて一気に突き進みたいところだ。
次節 CL準々決勝 1st leg:VS アトレティコ マドリード in 聖地カンプノウ
現地時間4月8日(木)21時00分キックオフのCL準々決勝
対戦相手は今日と同じアトレティコ マドリード今日の試合も含めて今シーズンは3勝1敗と勝利数だけで見れば勝つ確率は高いけど、なんせ監督はあのシメオネ。そしてコパでの0-4での敗戦を考えると1st legのカンプノウではしっかり勝っておきたい(しかも点差をつけて)。


ラフィーニャ戻ってきて欲しいから仙豆どこかに落ちてないかなぁ…
Visca el Barça!Vamos Blaugrana!!

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